農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【春の日のお稽古】

今日はお茶のお稽古日。
3月末から子どもたちの進学、引っ越しなどで忙しくしていたけれど、高校の入学式も終わり、校納金引き落とし手続きも無事に終わり、これでやっと落ち着きそうだと、ホッと一息ついたところ。

裏千家のお点前では、2月は大炉、3月は釣窯、4月は透木窯と、季節に合わせてお点前が変わる。
寒さ厳しい2月は、少しでも温かくなるよう、大きな炉と大きな窯でお湯を沸かす。
そして3月は、温かい気候になってくることもあって、五徳をはずし炉を深くして少しの火と小さめの釜でお湯を沸かす。
さらに4月ともなると、暑さを感じる日も出てくるため、透木(すきぎ)という木片と羽のある窯を使って、客に火が見えないようにしてお湯を沸かす。

今日は透木窯を使った初炭のお稽古。

お軸は「一日清閑一日福」

1年に一度の炭のお手前。
1年前のおぼろげな記憶を手繰り寄せながらお稽古する。

虎屋の羊羹「桜の里」

 

春霞のような小紋

今日も帯の模様が真ん中にきちゃった(笑)。
小物はいつも同じものを使っている。
他の小物もあるのだけれど、この帯締め帯揚げ、そして半衿(はんえり)も、着物ではなく、私に合わせた色だから、わりとどんな組み合わせでも違和感なく合わせられる。パーソナルカラーを味方につけるのは、洋服も和服も同じかな。
とはいえ、今日の着物と帯だったら、淡いブルー系の帯揚げなんかでも良かったかなとも思う。
小物の組み合わせを考える時間も楽しいのだけれど、こうも忙しいと、間違いないものを一つもっているだけで着こなしに自信が持てることは確か。
まあ、いつも同じなので、そろそろ、もう少し自分も周りも楽しめる組み合わせに挑戦してみようかな。


春らしい色合いを意識して



着物も帯も、いただきもの。
落ち着いた気持ちでお稽古の臨める環境に感謝!!