今日はお茶のお稽古日。
5月からは風炉になります。
お客さんに近かった畳の中の火を、畳の上、しかもお客さんから遠い場所に移します。
今日は風炉の中の灰を整えるところから。
「二文字押切灰型」という形に整えます。
※写真は淡交カルチャーWEBより
「二文字押切灰」は、基本的な灰の形です。
灰の形を整えた後、「初炭」、炭をつぐお点前をお稽古しました。
今日の着物は、一緒にお稽古している方が若いときに着ていた着物。
2年ほど前に譲り受け、今日私が着ているところを初めて見てもらいました。
一見すると紅葉と菊が目立つので、秋の装いのように見えますが、ほかにも松竹梅や菖蒲?(アヤメかかきつばたかも・・・)、などの花々がちりばめられているので、今の時期にまとっても大丈夫と判断しました。
また、仕立ても「胴抜き」といって、寒い時期の「袷(あわせ)」の着物と初夏の「単衣」の着物のちょうど間の仕立て方なので、予想最高気温が25度を超える今日のような日にぴったりの着物です。
可愛らしい雰囲気の着物なので、献上柄の博多帯で、キリっとまとめたつもりです。
桜から新緑へ。炉から風炉へ。袷から胴抜きへ。
今日は季節がすすんでいることを特に実感した一日となりました。