久しぶりのお稽古。
2月もお稽古に行ったけれど、心ここにあらず。
だから、お点前もひどかったことしか覚えていない。
今日は、お稽古前のマックで、コーヒー飲みながら30分間、自分時間を満喫。
イヤホンで好きな音楽を聴きながら、しばらく放置されたままだった手帳と家計簿の整理。
乱雑に積み重ねられたままのレシートが片付き、頭の中であちこちにちらばったままだった私の過ぎ去った日常と、これから待っている未来とが、手帳のそれぞれの場所に納まってくれた。
たったこれだけのことだけど、たったこれだけのことだけで、気持ちがすっきりした。
赤い大きな椿の模様が、ドンピシャ真ん中に来てしまったけれど、そんなことも今日は笑える。
ゆらゆら揺れる釣窯、赤々と燃える炭を眺めていると、不思議なことに心もゆっくり優しく温かくなってきた。
障子を開けたその先に、春の陽射しに照らされた庭が見える。
木々にはまだ葉は繁っていないけれど、寒さの中にひそむ春の兆しを溢れんばかりに感じることができた。
やっぱりお茶のお稽古が大好きだ。
着物を纏うことが大好きだ。
好きなものは、誰が何と言おうとやっぱり好きなのだ。
どうしようもないものなんだ。
そして、好きなもの、好きなことに出会い、好きだと自覚する、それは幸せなことなんだ。
好きなものに触れること、好きなものを身近に感じておくこと、それが私の元気の源なんだ。
今日はいい日だ、ありがとう!
そんなことを感じた日。