農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【やっと片づけ。そして種まきの話】

一日雨。
静かに優しく降っている。
安心して家にこもる。

今日は、やっと、自分の机周りを大掃除。
溜まったペーパー類を分類して処分し、引き出しも一つだけ整理した。
引き出しの中には、きれいに折り重ねられた布マスクが数枚入っていた。
友だちが作ってくれたものばかり。
一時はあんなに重宝していたけれど、思い切って処分した。
一つの時代が終わった感じがした。



旦那さんが、1月末にある福岡県の作業療法士学会におっちーが来るよって教えてくれた。


おっちー、こと、落水洋介さん。
「PLS(原発性側索硬化症)」という100万人に一人という難病になりながら、多様性を認め合い、支え合える社会を作るため、活動している。
病名「PLS」を「PEACE」「LOVE」「SMILE」に変換して、「前向きは技術なんだよ」って笑顔で話してまわっている。

飯塚に来てもらったのはいつだろう。
私がまちづくり協議会主催で開催した、初めての大きな講演会だった。

 

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3年前、コロナで自粛ばかりの時、初めて対面とオンラインのハイブリットに挑戦。
それだけではなくて、申込みのフォームズやら自動返信やら、QRコードやらにも挑戦した。
この挑戦が、今十分役に立っている。
そして、挑戦したからこそ、自信となっている。

この講演会の後も、小学生におっちーの話を聴いてもらいたくて、定期的に落水氏を呼ぶ予定だったのだけれど、力不足で呼ぶことができていない。
でも、この後から、よそのセンターさんがおっちーを呼んでくれて、毎年飯塚のどこかにおっちーが出没してくれるようになった。

穂波にもう一度来てもらいたいな。
そう思っていたけれど、叶っていなくて、しょんぼりしていたのだけれど、先日、
飯塚に毎年おっちーが来てくれるようになったということについて、ある人が、

「種まきしたんだね」

って言ってくれて、なんだかとても救われた。


そうだ、私の仕事は、種を蒔くことなんだ。
いろんなところから、いろんな種を集めて、それをみんなに育ててもらう。
どんな花が咲くか分からない。どんな実がなるかも分からない。
そして、その時期も分からない。だから楽しみでもある。

今年も種まきをするよ。
ずっと後になって、今年がまちづくりの起点の年だったって思えるよう、動き続けようと思う。