農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【台風6号通過 次はお盆がやってくる】

今回の台風6号、福岡県は暴風域に入らなかったので、気象庁からの警報は出なかった。
雨の降り方も、雨雲レーダーによる見通しでは、県内の大雨の心配はなく、大雨の注意報は出たけれど、避難に関する警報はでなかった。
それでも、九州北部に線状降水帯発生の可能性が示唆されたこともあり、センターには9日朝から避難に関する問い合わせの電話が頻繁にかかってきた。
市としては、避難所開設は行わないけれど、自主避難は受け入れる方針となり、センターは、通常貸館をしながら避難所対応をする1日となった。

朝からの電話の問合せ後、自主避難してくる人はいなかったが、夕方になると、避難者数組が来館、受け入れへ。
そのため、9日は夜9時まで避難者対応をして帰宅。
帰宅が遅くなることが予想できていたので、朝の時点である程度夕食の支度を済ませておいて正解だった。

遅く帰宅して、遅い夕食を食べて、片づけをして、お風呂に入って寝室に行くと、旦那さんと子どもたちがベッドで並んで何かしている。


次男がタブレットで将棋をしていて、それを覗き込んでいる図。
なんともゆったりとした光景。

室内に干してあった洗濯物もそのまんまだし、夕食の準備も片づけも、義母に任せっきりで、ほんとに気が利かず生活能力自立力ゼロの野郎ども。
私にぶつぶつ言われながらも、にっこり愛嬌あるやり取りで上手にかわす子どもたち。
おかげで帰宅してからもすることたくさん。
まあ、期待はしていなかったのだけれど。
それはそうと、期待しないところがダメなんだろうけれど。
それでも、家族そろって朝を迎えることができるのは、幸せなことなのだろう。


今日は、忙しい中でもお稽古。

久しぶりの着物。


前日に準備できなかったので、いつものテッパンお稽古着。


「溜精棚(りゅうせいだな)」を使って、風炉の基本の濃茶点前
先月のお茶会と、来月のお月見の茶会に備えて、ここのところ茶箱のお稽古ばかりしていたので、久しぶりの柄杓扱いと濃茶の手前に汗が噴き出る(笑)。

溜精棚(りゅうせいだな)は、杉木地で、天板と地板は方形、客付に小柱一本を立て上部に天板を差し込み、勝手付に半月に刳った横板が付き、その半月の中に柄杓の柄を組み藤蔓で絡み編みした小棚です。
溜精棚は、淡々斎(たんたんさい)の斎号で知られる、裏千家十四世 無限斎(むげんさい)碩叟宗室(せきそうそうしつ)が好んだ棚です。
溜精棚は、貞明皇太后の大宮御所での献茶の際に好んだものです。
溜精棚は、裏千家の溜精軒の風炉先にある使いふるしの柄杓の柄を組んだ下地窓「杓の柄窓」を写したところからこの名があります。
溜精棚は、炉・風炉ともに用います。

 


それから「葉蓋」の扱い。
水指の蓋に草木を用いて凉を演出する。
台風のおかげで、ギラギラ太陽が雲に隠れていたので気温は少し落ち着いているものの、湿度はあるし、やっぱり暑い。
気分だけでも涼し気に過ごせるよう、心配りして準備すること。
お点前の手順より、そういう心を学んでいくことが「茶道」なんだろうな。


もうすぐお盆。
今年も例年通り来客があり、義父や旦那さんの兄弟、親戚が寄る。
今年は13人。最も多いときに比べ、半分の人数。
その分余裕ができるから、おもてなしの料理も、すこしこだわってもいいかも。
とはいえ、田んぼの畦の草刈りも残っているし、家の掃除も残っている。
私の気持ちに余裕があればこそ、なんだけれど、いつになったら余裕のある丁寧なくらしができるのやら、、、。