農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【江戸時代の食事みたい(笑)】

先日の週末に、「魚の課長」が釣りに出かけていたようで、クロを3匹、イサキを1匹、おすそ分けをいただきました。
一番大きなクロを、その日のうちに刺身に。


刺身の写真を載せないところが笑える。
だって、すごくきれいに下ろせたから、こちらの写真です(笑)。

残りの魚は、次の日に塩焼きにしてみんなでいただきました。
その日のメニューは、魚の塩焼きのほかに、裏の畑で採れた葉物野菜と油揚げの煮付け。
それから、これまた裏の畑で採れた赤大根と水菜を酢の物に。
そして、、、、


これは何だと思います?

そう、大和芋です。

これも、裏の畑で採れたものです。
毎年夏野菜と一緒に2~3株ほど植えて、11月ごろ収穫します。
今年はなかなか掘るチャンスがなくて、やっと先日掘り上げました。
寒くなってしまっていたので、悪くなっていないか心配でしたが、立派で美味しい、粘り気抜群の大和芋ができていました。

そういうわけで、急遽とろろが追加。
手でちぎれるくらいのものすごい粘りで、まるでつきたてのお餅みたいです。

写真はないけれど、とろろをかき混ぜながら、あつあつご飯にかけながら、

とても豊かな食卓だ!!

って満足していたのだけれど、隣で次男が一言。

「江戸時代の食事みたい・・・」

もう、みんなで大爆笑ですよ。

江戸時代に食卓に魚でたら、そりゃ豪華な食事だよ。
でも、次男の言いたいことわかる。
華やかさなんてないもんね、うちの食卓。
冬になると特に、大根煮しめに、野菜炊いたもの、酢の物の登場回数上がるからね。
揚げ物だとか、洋食だとか、なかなかでないからね~。
育ち盛り食べ盛りの次男にとっては、楽しみのない食事なのかもしれませんね。

そういうわけで、次の日からは、肉、肉、肉の肉料理。
冷凍しているイノシシ肉をカツにしたり、生姜焼きにしてみたり。
副菜に登場するのは、やっぱり畑の葉物野菜を厚揚げやこんにゃくと一緒に炊いたもの。

「これでどう?」

って尋ねる私に、

「ちょっと方向が違うんだけどね」

って隣で苦笑いしている次男。

それでも全部をきれいに食べてくれる次男が、とても愛おしく思えた食卓のエピソードでした。