農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【正午のお茶事に行ってきました】

今日は「正午のお茶事」でした。
字のごとく、正午頃を席入りとする茶事のこと。
もっとざっくり、そしてくだけていうと、お昼ごろに集まって、お食事と2種類のお茶とお菓子をいただく会のこと。

コロナで、お茶会やお茶事などから遠ざかっています。
そんな中、先生がお稽古になるからと、社中で気軽なお茶事をしようと準備してくださいました。
お稽古の曜日が違う先輩方と久しぶりの再会です。


私は今回、「お詰め」のお役目をいただきました。
何か「役」をいただくのは初めてです。
「お詰め」とは、お茶の席で、末席に座るお客さんのことです。
最後に茶室に入り、お菓子やお茶も最後。
亭主(もてなす人)を助けて後始末に気を配ったり、正客(主賓)へ取り次いだり、さりげなく、でも細々とした仕事のある役です。

これまでお茶事の時は特に「役」がなかったので、先輩や先生のお点前に見とれたり、ただただその場に居るだけでよかったのですが、「役」があるとそういうわけにもいかないということがよくわかりました(笑)。
つい見とれて仕事を忘れること、、、数えきれず(笑)。
場の雰囲気だとか、流れだとか、人の動きを見て、予測して、呼吸を合わせて創り上げていく、茶事というものはそういうものなのだなと、実感することができました。

コロナで簡略化されたお茶事でしたが、それでも随所に、先生の私たちへの心遣いが感じられたひと時でした。




解説なしの写真だけで申し訳ないけれど。
それでも雰囲気だけでも伝われば嬉しいです。