農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【ゆらゆら】

今月に入って初めてのお稽古。

裏千家では、3月は釣窯の季節。


暖かくなる日も多くなり、少しの火でもお湯が沸くよう、炉を深くして、小さめの釜を下げています。
普段、炉の中は五徳の上に釜が乗っているので、なかなか火を見ることはできないのですが、釣窯になると、五徳が外れるので、炭火が熾る様子や炎の勢いなどを静かに眺めてきました。


縮緬小紋に、義母からの帯。

土日に、センターのイベントがあるので、木曜日からその設営や準備に入っているのだけれど、このイベントの担当者が体調不良で早退しました。
それは別に仕方のないことなのだけれど、今日までにやっておかなければならないことができておらず、また、今日やらなければならないことの申し送りもないまま早退しており、残された仲間であれこれと準備に奔走していました。

コロナでこのイベントが開催されるのは4年ぶり。
そして、このイベントを経験しているセンター職員は、私ともう一人の二人だけ。
しかも、センターが改修されてからのこのイベントは初めてなので、あれこれ記憶を呼び起こしながら、調整しながら、走り回っておりました。

早退したセンター職員のこのパターン、実は今回が初めてではないのです。
この職員さんのおかげで、ここ数年、こういうギリギリの状況を乗り切ってきたという経験を何度か体験させてもらっています。
思いがけない状況に、臨機応変に対応し、追い詰められた状況で、それを乗り切るためのアイデアと実行力を発揮する・・・あまり好ましい状況とは言えないけれど、こういう場数を踏んできたおかげで、他のセンター職員、みんなスキルが上昇したように感じます。
こうなる前にもっとどうにかできただろうに、、、といつも思うんだけれど。


雨が降って、菌ちゃん土づくりの畝の様子が気になるところだけれど、明日はおそらく、あの職員さんに代わって一日出勤になるんだろうな。