農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【花火大会の浴衣着付け】

8月1日は、飯塚の花火大会だった。

飯塚に来て17年になるけれど、一度も花火大会に行ったことがない。
子どもがまだ小さい頃は、夜、小さな子どもを人混みの中に連れ出す勇気も元気もなかった。
子どもが小学生になると、花火大会会場近くまで、旦那さんと子どもたちを送迎するだけで、私は家で過ごしていた。家の中で私がする用事は際限なくあったし、あの頃は旦那さんの祖母も健在で、夜出かけていくことに遠慮があったことが大きな理由だと思う。
それに、私自身、人がたくさんのところは好きではないし、流行りのものにも関心が薄い。
そんな理由で、いまだに、飯塚の花火大会は未経験。
毎年、遠くから聞こえてくる音だけの花火大会を楽しんでいる。

漆黒の大空に広がる大輪の花火。
体中に響き渡る音。
開ききったのち、きらきらと舞い落ちてくる火花を見上げていると、空に吸い込まれそうになる、あの不思議な感覚。
あの感覚は、わざわざ花火大会に足を運び、下から見上げないと得られない。
いつかまた、近いうちに花火を見上げよう、そう思った。

 


花火大会の前日に、子どもの幼稚園が一緒だったママ友から連絡があり、急遽、あちらの娘ちゃんとそのお友達3人の着付けを頼まれる。
コロナでしばらく会えていなかったから、二つ返事で引き受ける。
女の子はかわいいね。
メイクして、ヘアセットして、3人でケラケラと明るく笑いながら過ごす様子を見ていると、こちらまで幸せな気分になる。
我が家の坊ちゃん2人と同級生。
高校3年生と中学3年生の女の子の浴衣を着つけてきた。




写真は、高校3年生の二人。
中学生の妹ちゃんは、友達が迎えに来て先に出かけて行っちゃった。

今は、兵児帯が流行っているんだね。
写真の左の子は、兵児帯をバラの花になるよう、ゴムで結んだりしてアレンジした。
右の子は、文庫の上に、結んだ兵児帯を金魚の尻尾のようにひらひらとさせるアレンジもできたのだけれど、浴衣と帯の印象から、半幅帯を文庫結びにして、兵児帯は、左前の方でリボンにした。

しわ兵児帯 2221-00050 兵児帯 【きもの都粋】
※画像はイメージ。ネットから拝借。


娘ちゃんたち、終始、「かわいい!かわいい!」って、とても喜んでくれている。
私も女子高生、女子中学生とのふれあいが楽しかった。
そして、なにより、久しぶりにママ友に会えたこと、彼女が私を思い出して着付けを頼ってくれたことがとても嬉しかった。

夕方の短い時間だったけれど、今年は、花火大会の新しい思い出が上書きされたよ。