農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【虹がかかる】

7月最終日。
いや、ほんと、お疲れさんです!

 

将来のまち協を担う若手集団「Academy’s」による、サマースクール、無事に終了。



低学年の自由研究は、スライムづくりと、結晶化実験。
色の三原則を学び、ちょっとした科学実験でドキドキワクワクを体験。


高学年は、竹水鉄砲作り。
机に並べられた材料を前に、どうしていいのやら、魂が抜けたような不安げな顔をした子どもたちだったけれど、ひとつを大人と一緒に作ったならば、あとはわちゃわちゃ、子ども同士で元気いっぱい自信いっぱいに竹水鉄砲を作ってくれた。

わたしと一緒で、やっぱり失敗が怖かったんだと思う。
言われないとできなくて、言われないとやらなくて、どうかすれば、言われてもやらない。一見消極的に見える子どもたちだけど、そんなふうにして自分を守っているんだろうな、そんなふうな環境にさらされているのだろうな。
でも、ひとつ小さな不安を解消するだけで、すぐに生き生きとした瞳で子どもらしく無邪気できれいな笑顔を見せてくれて、私も嬉しくなった。


午後からは、竹水鉄砲遊び。


はじめは遠慮がちだった水鉄砲も、最後はみんなびしょ濡れに。

 




かき氷を頬張って、また水鉄砲合戦へと赴いていく。
自由を満喫。
満足して帰ってもらえたかな。


そして、Academy’sのメンバーも、一つ経験することで、自信になったみたい。
あれこれさらなるやりたいこと、やれることが湧きおこってきて、いろんな意見を聞くことができた。彼らの想いを受け止めて実現できるよう、これからも励んでいこう、そう思えた一日となった。


すべての仕事を終えた帰り道、センターの上に、明るい未来を予感させるような大きな虹がかかっていた。
今日の一歩を、いつの日か、懐かしく振り返る軌跡となる日が訪れますように。