農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【裏切られた気持ちを捨てて 次の手段を考える】

小学生を対象に、プログラミングの講座を企画しています。
低学年には、プログラミング的思考を学ぶ講座。
高学年には、タブレットでプログラミングをし、実際にロボットを動かす講座。
まずは7月に小学2,3年生を対象に、ブロックを組み合わせて、遊びながらプログラミング的思考が学べる講座を開催予定。

この講座が開催できるのは、飯塚市と嘉穂無線ホールディングス株式会社との連携事業のおかげ。嘉穂無線ホールディングスのグループ会社に、ホームセンターのグッデイだとか、電子工作キットを開発しているエレキット、イーケイジャパンっていう会社があるのだけれど、それぞれが開発している商品を使って、生涯学習や地域づくりに貢献する講座を開催していくというもの。
昨年末に実際に講座を開催し、穂波地区では、今後の講座の担い手を、嘉穂無線ホールディングスの派遣講師から地元九州工業大学の情報教育支援士へと移行させることにしています。センターが、地域の人材発掘と、生涯学習の学びの場となる企画です。
そして、低学年にはプログラミング的思考を学ぶ講座、高学年にはロボットを動かす講座という2段階での持続可能な学びの場を提供する算段を立てています。


先日、連携協定に基づく内容で起案文書を作成し、生涯学習課に提出。
それなのに、「講師謝礼金生涯学習課講師謝礼金規定に基づく金額ではない」という理由で却下。
たしかに、基準とされている謝礼金より多いけれど、べらぼうに高いわけではない。むしろ基準とされている謝礼金が低すぎ。前から思っていたのだけれど、こんな謝礼金じゃ、講師を呼ぶ方が気が引けます。
ましてや、今回の講師謝礼金は、市との連携協定で提案されている金額なんだから、出せないっていう理由がよくわからないんですけど・・・。
それに、センターには、生涯学習課より講座開催の講師謝礼金として年間予算がついています。今回もその中からの支出をお願いしているのだから、予算がないわけでも何でもない。そもそも、誰にいくら払うかは、センターの采配に任せてほしいくらいなのだけれど。

礼金支払い拒否のさらなる説明には、「謝礼金として足りない分の金額は、参加費で徴収するなどして工面してはどうか」などのたまう。
おいおい、生涯学習課よ!!気は確かか?!
生涯学習の理念はどこに行った?
市民に等しく、平等に、質の良い学びの場を提供するのが、生涯学習課の理念ではないのだろうか?
それなのに、小学生対象の学びの講座にお札で支払わなければならないほどの参加費を徴収するのかよ?あたしゃそんな企画はごめんだね。

そうしたら、「足りない分の金額は、まちづくり協議会より支払ってもらってはどうか」ときた。
まち協さんの予算はあらかじめ事業計画である程度支出項目は決定していて、今年度、やっとやっと、講座開催のための予算を頭を下げてお願いできたところ。そして、「こういう講座をしますから、これだけの予算を充ててください」って先日説明して了承を得たばかり。まち協さんの予算は湯水のように湧いているのではないのだよ。
どんなに苦労して予算を充ててもらったのか、知ってるかい?
まち協さんから出してもらえるならば、まち協を「後援」なんて位置づけにせず、主催事業で生涯学習課なんかに頼らず開催しちゃいますよ。


年間の講座について、どこを主催に、誰を対象に、いつ、どんなふうに開催するか、頭をひねらせて、情報収集して、スケジュール立てて、起案文書を作成しているのに、生涯学習への信頼は裏切られるばかり。

目的や手段を見失ったとき、てっぺんの目標に還ればいい。
そうすれば、やるべきこと、しなければならないことが見えてくる。

本市の社会教育・生涯学習は、第 2 次飯塚市教育施策の⼤綱及び各年度で決定される
飯塚市教育施策要綱に基づき企画・実施しています。 
子どもたちが「確かな学⼒・豊かな⼼・健やかな体」(生きる⼒)を培い、夢や希望を持って将来への展望を切り拓くキャリア形成に繋がるともに、多様な⼈々との協働の中で新たな価値を創造できる、次代の飯塚市を担う⼈材の育成に繋がると考え、第 2 次飯塚市教育施策の⼤綱では『本物志向・未来志向のひとづくりのために』を教育の基本理念としています。
 この基本理念に基づき、社会教育・生涯学習分野においては、「いつでも どこでも だれでも 学べる環境づくり」と「次代の飯塚市を担う ひとづくり」を基本目標としています。 

飯塚市生涯学習体系 Ⅰ基本目標 より

 

ああ、生涯学習課よ。目指すべき社会を見失ってはいけないよ。
それは、私にも言えることだけれどね。

「子どもたちに等しく学びの場を提供する」
このことだけを考えて、いろんな感情はとりあえず隣に置いておかねばね。
さてさて、どうしたら開催できるのか、もう一度ゆっくり考えてみましょうかね。