農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【鼓舞する】

今月、まちづくり協議会主催で、全国区の講師をお呼びして防災のイベントをします。
去年あたりからずっと考えていて、講師の謝礼金などで予算が足りそうになくて悩んでいたら、よそのまちづくり協議会さんが、合同で開催して会計も折半しようといってくれました。



防災安全課長を来賓に、、、とお声掛けしたところ、防災安全課がご協力を申し出てくれました。防災グッズを寄付してくれるということで、なんでも、市と連携協定を結んでいる企業さんの防災商品で、避難食だとか、簡易トイレなんかを参加者に配付できることになりそう。こういったイベントで商品を配布することで、会社としては、商品と会社の知名度を上げられる。市としては、市民の防災意識の向上が狙えるということで、WinWinな関係だそう。
さらにさらに、バーチャルで避難体験ができるコーナーも開設。わざわざこのために、防災安全課が予算つけて精密機器をレンタルしてくれたのです!!

そしてそして、防災安全課からの防災関連グッズのお土産に、先日、小学校PTAより「ひまわりのタネ」が追加されました。
この「ひまわりのタネ」は、市内小学校で育てられたひまわりから採れたタネなのですが、もとをたどれば宮城県石巻市の大川小学校に繋がります。
震災による津波で、たくさんの児童と教師が亡くなった石巻市大川小学校。
子どもを亡くしたお母さんたちが植えたひまわりのタネが、全国で咲き続けて、ここ飯塚市でも毎年咲き続けています。

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出版社からの内容紹介です。

宮城県石巻市立大川小学校。東日本大震災による津波で、児童74名の命が亡くなり行方不明となるという悲劇がおこりました。お母さんたちは、子どもたちが避難しようとめざした場所に、ヒマワリを植えはじめたのでした・・・。ドキュメンタリーを撮るために現地へ行っていた作家・葉方丹さんに託された、お母さんたちからの手紙。そこには、辛い悲しみと同時に、子どもたちへの愛情あふれるメッセージが詰まっていました。絵本作家・松成真理子さんも現地へ赴き、お母さんがたの話に耳を傾け、お母さんたちが書いてくれた子どもたちについての手紙をもとに、この絵本をつくることになりました。こんなかわいい子どもがいたんだよ、こんなやさしいお母さんたちとずっとずっといっしょなんだよ。このことが、絵本で伝えたかった思いです。
【この絵本の売り上げの一部を、被災地復興などのため寄付いたします。】



講師のかもんまゆさんは、東日本大震災を経験したママたちの声を集めた「ママのための防災ブック」を作成しています。このブックも、当日お土産になります。
東北から遠く離れた九州で、そして、時間が経過してもなお、こうして地道に小さな活動が続いていること、その流れの一部になれることにとても感動しています。

私はただ、講師を飯塚に呼びたいなと思って呟いただけ。
呟いただけなんだけれど、あとは、たくさんの人が繋いでくれて、助けてくれています。
講演会を聴いて終わりじゃなく、ここから始まる日になるといいなと思っています。
小さな流れを絶やさずに、続けて、繋げていけたらいいなと思っています。
だから、言い出しっぺとして、頑張らないとねって思っています。