先日捕まってしまった鹿ちゃん。
忙しい中、旦那さんが時間調整して捌いてくれました。
私としては、「命をいただく」形にしてもらったので、ほっと一安心。
できるだけ無駄のないようにきれいに捌く技術を習得した旦那さん。
お肉を希望する人に、希望する部位を希望する形で譲っています。
鹿一頭からとれるお肉は、我が家では消費できない量。
今や「ジビエ」として高値が付くのだけれど、ほんとに商売っ気なくて、シカ肉好きないとこのお兄ちゃんや、馴染みの呉服店の大将、職場の方など、今回もみんなに配って、見事、なくなりました。
鹿ちゃんも喜んでくれているといいなぁ。
こちらは、シカ肉初心者用のブロックです。
小分けにして、すぐに冷凍します。
職場の方に譲るときはだいたいこの形。
これは背中の肉かな。
薄くスライスして、焼き肉のようにして食べてもいいし、ブロックに切って、カレーやシチューにしてもいい。
ハッシュドビーフならぬ、ハッシュドシーカ(笑)なんかは、おススメです。
鹿好きいとこのお兄ちゃんや、呉服屋の大将には、足一本丸ごと譲ります。
この場合は、そのままその日のうちに、取りに来てもらっています。
呉服屋の大将なんかは、知り合いにシェフがいるもんだから、厨房に持ち込んで美味しく料理してもらい、ワインと一緒にみんなで楽しむんだとか。
ものすごくにこにこしながら持って帰ったそうです。
そういえば、さっき、いつも更新されるのを楽しみにしている「のんちさん」のブログに、嬉しい言葉を見つけました。
耕すひとの、なんと太っ腹で愛情深いこと。
この一文を読んで、最高の誉め言葉だと、一人でニンマリしちゃいました。
そう、農家は太っ腹なのだ!
我が家でとれた恵みの一部が、誰かの喜びになるのなら、本当にそれが一番の喜び。
シカ肉を譲って、それがリンゴ1箱だったり、イチゴたくさんだったり、珍しいお菓子の詰め合わせになって、忘れたころに戻ってくる。
繰り返されて、めぐっていく喜び。
それが本当の豊かさなんだろうな。