農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【ハプニングは判断を鈍らせる】

我が家はよく、予期せぬことというのが起こるので、たいてい予定通りだとか、思うようにだとか、そんなふうに家事が進んだり、物事が片付いたりしません。
もう、そういうことにもすっかり慣れてしまって、思い通りに事が進んだ時の方が、なんだかよくないことが待ち構えているようで、ドキドキしたりするのです。

それで、今日も予期せぬことが起こったのだけれど、それが夕方から立て続けに起こってしまって、少しワラワラしながらも、結果、こうやってブログに書き残せるほどの愉快な出来事に収まりつつあるのです。

さて、何が起きたのかというと、、、。

 


夕方仕事を終えて、帰りに生協の受け取りステーションでお荷物を受け取り、帰宅。
さてさて、夕ご飯の仕上げでもしましょうかね!と、着替えていると、旦那さんからライン。
夕方のラインは、たいてい狩猟に関することが多いのだけれど、案の定、写真が送られてきました。

旦那さんは、有害鳥獣を駆除することができる狩猟免許(罠猟のみ)を持っています。
隣町の田んぼに、イノシシやシカが出没して、田んぼを荒らすので、けもの道を観察し、くくり罠をかけています。
それで、仕事帰りに田んぼに寄って、パトロールして帰ってくるのですが、罠に何かがかかった時は連絡が入るのです。

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「鹿ちゃん」
なんていう一言もついています。

罠にかかった鹿ちゃんが、用水路に落っこちてこちらをみつめています。

旦那さん、いったん帰宅しまして、これからのスケジュールとにらめっこ。
罠にシカやイノシシがかかった時は、次の日に有休をとって捌きます。
職場では、旦那さんが急に有休をとることに対し、「鹿休暇」だとか、「シシ休暇」だとかいって、もう慣れっこになってくれています。そして皆さんお肉を楽しみにしてくださっているそうで、なんともありがたい職場なんです。

、、、なんですが、現在、職場に自宅待機を余儀なくされている部下がいるため、明日は旦那さんが代わりに入るスケジュールが組まれているらしく、シカの命とお肉の鮮度と休みの調整に悩んでおりました。それでも、やっぱり、今日のうちに止め刺しをして血抜きをしておき、明日の午後、休みを調整して捌くことに決めたみたいで、助手に長男を誘って、再び鹿ちゃんのところへ出かけていきました。

そうやって、明日ちゃんと捌いて命をいただく約束を鹿ちゃんと交わし、ほどなくして戻ってきました。

予定外なことですが、罠に動物がかかることにも慣れてきていたので、今日は特に混乱することなく対応できたのですが、この後、次なるハプニングが待ち構えていました。

それは、数か月前から前兆はあったのだけれど、まだ大丈夫だろうと、決心を伸ばし伸ばしにしていたために、ついに起こるべくして起こったといえるハプニングです。

何かというと、、、

洗濯機、ついに壊れる!!


子どもの制服のポロシャツと、子どものパジャマを洗濯していたのだけれど、
ガコンガコンと激しく主張するばかりで、一向に脱水がかからない。
そのうち、モーターが熱くなってなんだか怪しい匂いがしてくるし、これはやばいのではないかということで、電源を切り、水道の蛇口を閉め、洗濯機を手前に動かしてナナメにして下側をのぞき込み、ヤフーさんで検索かけて調べること約15分。

あれこれ確認しながらも、これは素人ではだめだということが分かり、そうなると諦めも早い。
そして、脱水がまだの洗濯をどうするのか、新しい洗濯機が来るまでをどう乗り切るか、新しい洗濯機を電気屋さんに見に行くのはいつにするのか、シカのことも考えながら、かなりストレスを感じてしまったのです。

とりあえず、制服は脱水かけておかないと明日の分がないから、ということで、一番近いコインランドリーへ。

普段、コインランドリーなんて行かないから、恐る恐る入店。壁いっぱいにずらっと並ぶ大小の洗濯機の扉をきょろきょろと見まわしながら、右から左にうろうろ。

分かりましたよ。左側は乾燥機。
右側が洗濯機。一番右の小さいやつが、一番安い洗濯コース。

小さい洗濯コースは600円。
大きい洗濯コースは1000円。
思わず「高っ!」って声が漏れちゃう。
そして乾燥機は10分100円。
手持ちの洗濯物は、脱水だけしてもらいたい。
・・・悩みます。

で、とりあえず10分、乾燥してみました。
お金を入れて、洗濯物を入れて、扉を閉めると、さっそくドラムが回転。
疲れてベンチに腰をおろし、さて10分間どうしようか・・・。
そうだ、カバンに本が入っていたよ!
予期せぬことが起こったけれど、本を読む時間が取れるなんて、けがの功名だわなんて思いながら、10分間読みふける。
そうして終わった乾燥ですが、取り出した洗濯物は、まだまだ水分を含んで重たいのです。

このまま暖房のある部屋で干していたら、明日までには乾くかな。

淡い期待を抱いて家に戻ります。
そうして、長男の部屋にぶら下げさせてもらったのですが、、、。

しばらくして、部屋に戻った長男が大きな声でわめく声が聞こえてきました。

「わー、部屋に水たまりができとる!!」。


やっぱりダメだったか・・・。


結局、みんなに急いでお風呂に入ってもらい、脱いだ洗濯物を抱えてもう一度コインランドリーへ。もちろん、水が滴り落ちている洗濯物も一緒に、もう一度洗濯。

600円を投入して、25分。
きちんと脱水された洗濯物を、再び長男の部屋にぶら下げさせてもらって、今に至っています。

慌ててると判断鈍るよね。
それにお金が絡むと、さらに鈍るよね。
600円をケチったばっかりに、100円損して、さらに時間ももったいなかったよ。
最初から、今日の洗濯物として、まとめてコインランドリーに行けばよかったな。
まあ、仕方ないか。
私のすることだから、こんなもんだね。
とりあえず、明日は帰りに電気屋さんに寄って、洗濯機を決めてきます。