今日は、立岩交流センターの「こどもマルシェ」に向けての準備として、「日本一ハードルの低いビーチクリーン」に行ってきました。
今日ビーチクリーンする場所は、津屋崎海岸。
ウミガメが産卵にやってくる海岸として有名です。
そしてさらに、数年前、人気ジャニーズグループの「嵐」が、JALのCMで「光の道」として紹介した宮地嶽神社のすぐそばの海岸です。(こちらの神社の注連縄は、日本一なんだそうです。)
https://www.jalan.net/news/article/319521/
こちらの海岸を、「日本一ハードルの低いビーチクリーン」をしている「くらげれんごう」の方にレクチャーしていただきながら、ゴミ拾いをしてきました。
お天気も良く、暖かく、風もない。絶好の海日和。
綺麗な海の色と、波の音に、テンションあがります。
・・・・ところがどっこい、
もう、ぜんぜん探さなくても、ゴミがたくさんあります。
プラスチックのロープや、PPバンド(青いやつ)、ビニールひも、こういったものは、海藻と絡み合い、打ち上げられ、砂に埋もれています。
そして、ペットボトル、弁当の容器、あとは、何かのキャップだとか、プラスチックカゴの破片だとか、とにかく、大きいものがゴロゴロと転がっているのです。
そして、半分砂に埋もれたそのプラスチック製品を拾っていると、劣化しているので、バキバキに折れてしまうのです。
釣り用品もたくさん落ちていました。
ライターも。
ルアーとライターを一緒に写真に撮ったのだけれど、手前の砂の上にある、白や緑やピンクの小さなプラスチック破片は、私が拾ったものではなく、もともとそこにあったもの。
つまりは、もとは大きなプラスチックの何かだったのだけれど、陽射しや波に打たれ、粉々になり、打ち上げられ、そこに存在しているのです。これがいわゆる「マイクロプラスチック」というものだそうです。
ほんの少し砂浜を歩いただけなのに、足元はゴミだらけの砂浜だったのです。
ゴミが大きくて目に見えるうちは拾いやすいし、分別もしやすいのだけれど、年月が経って小さくなったり、海藻と絡み合ったりすると、扱いにくいものになり、ますます放置されていくことがよくわかりました。
参加賞として、プラスチックごみでつくったアクセサリーをいただきました。
今回いただいたものは、環境教育の一環として、糸島小学校の児童たちがゴミ拾いをし、制作したものだそうです。たくさんある中から、おみくじのように一つひいていただきました。
さて次は、私たちが、自分たちが拾ったゴミでアクセサリーを作る番です。
拾ったプラスチックごみを、細かく切る係と、それらをレジンで固める係、出来上がったものに、紐を通して台紙に取り付けて袋に入れる係、それぞれに分かれて作業を行いました。
ものすごくかわいい作品がたくさんできたのだけれど、これはゴミからできたもの。
アクセサリー作りは、ものすごく楽しくてワクワクするのだけれど、そのメイン材料はゴミ。
このアクセサリー一つで、知らなかったたくさんのことを知る機会を得ることができるのです。
海と川は繋がっていて、山と川も繋がっています。
川のゴミが海に流れ着くこと、海のゴミによる海洋生物の被害、海岸の本当の姿。
それは他人事だとか、遠く離れた場所で起きていることではなく、本当に自分たちの生活と直結しているということに気付かされるのです。
難しいことではなく、楽しみながら地球レベルの視点を得ることができる、くらげれんごうの「日本一ハードルの低いビーチクリーン」。
この活動に参加したおかげで、環境問題が「じぶんごと」として、より身近になったように感じました。
今日制作したアクセサリーは、3月のこどもマルシェで、子どもが買える値段で販売するそうです。海岸で拾ったゴミからできてるんだよって説明して、海のこと、ゴミ捨てのことをわかりやすく伝えられたらいいなと思っています。