農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【聖なる日の朝のこと】

どうしても今年中に残しておきたかったので、年末だけれど、ここに書きます。

聖なる日の朝のこと、、、

愛犬のリーフが、虹の橋を渡りました。

 

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病気が分かってからは、鎖でつなぐのを止めました。
元気な時は、鎖を外したままにしておくと、ちょっとした隙に外へ出て、しばらくして、なんてことない表情で犬小屋に戻っていたりしたものです。
でも、病気になってからは、家の敷地の外へ出ることはほとんどなくなりました。
敷地内の好きなところで過ごし、夜も犬小屋ではなく、なぜか、機械室の入り口で過ごすことが多くなりました。
寒い日が続いていたので、機械室にあった絨毯の切れ端を敷いて、その上にあったかひざ掛けを敷いてあげたり、湯たんぽをタオルで巻いて、傍においてあげたりしていました。

 

朝、洗濯物を干しに行くときに必ず機械室まで行き、体を撫でてあげながら、話をしました。特に足のむくみが少しでも和らぐように、ももから足先にかけて、いつもマッサージをしてあげました。
仕事から帰ってきたら、車を降りてすぐに機械室に行き、やっぱり体を撫でながら声を掛けました。そして、夕食後の後片付けが終わり、最後に生ごみを処理機にかけに行くときもやっぱり、機械室まで行って、おやすみの挨拶をしました。

日によって体調に波があったようで、義父母の話では、日中、日の当たるところへ自分から動き回る日もあれば、ほとんど動かない日もあったそうで、日に日に弱っていくのが目に見えてわかるのは、とてもつらかったです。

毎朝、目が覚めると、「夜中のうちに死んでいたらどうしよう」と思うし、仕事から帰ってきたら、「昼間いない間に死んでいたらどうしよう」と、考えても仕方のないことを心配したりしました。


12月の20日前後には、すっかり痩せてしまった体と、腫瘍による足のむくみのひどさから、年を越すのは難しいかも・・・と、口には出さなかったけれど、いよいよ覚悟を決めないといけない予感がありました。

そうして、迎えた24日の朝。
いつものように機械室に行き、名前を呼ぶと、尻尾を振るのもしんどくて、顔を上げることもできないくらいに弱ってしまった愛犬の姿があって、いつものように頭をさすりながら話しかけるのだけれど、つぶらな瞳の焦点は怪しく、時折我に返った時は、動かない身体を起こして立ち上がろうとする健気な姿を見せ、そんな様子が尋常ではなくて、「リーフが死にそうだ」と、みんなに告げました。

子どもたちは2学期の終業式で、私たち夫婦は通常勤務。それでも身支度をしながらかわるがわる会いに行き、それぞれがリーフに挨拶することができた時、眠るように静かに息を引き取りました。

多分、朝になるまで、待っていてくれたのだと思う。
学校に行かなければならないギリギリの時間まで、動かなくなった愛犬のそばで、大粒の涙をこぼしながら静かに泣く次男。
食欲は最後の最後まで衰えませんでした。
最後まで生きることに懸命だったのだろうと思います。

8歳と4か月。
稲刈りまではとっても元気だったのに、こんなに急にいなくなるなんて、思ってもいなかった。
ぶちゃいくで、賢くて、かわいい愛犬。
いつもさりげなくそばにいてくれたかわいい愛犬。

ありがとう。大好きだよ。
 

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