農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【続く衝撃、第2弾(笑)】

昨日の「湯船が空っぽ事件」も衝撃だったけれど、今日、さっき、職場でおこった出来事も、さらに衝撃だった。もう、おかしくて笑うしかないくらい。
世の中おかしくなってるのか、私がおかしくなっているのか、いやいや、世の中がおかしくなってる、絶対に!!
起こった出来事は以下の通り。



ワクチン接種が進められているけれど、飯塚市でも集団接種の予約、接種が進んでいます。そして、予約がなかなか取れないという状況がわかり、6月上旬、福岡県が、県立大学を新たに広域接種センターとして追加する措置を取りました。

さらに、自家用車などで接種会場に行くことが困難な方を支援するため、飯塚市が無料送迎バスを巡回させることになりました。無料バスのルートの一つに、私が勤務する交流センターが停留所に指定され、7月31日まで毎日運行しています。会場の接種開始と終了時間に合わせて、往路は朝の9時から夕方4時半まで、復路は10時から夕方6時まで。

センターは、この運行ダイヤを拡大コピーして入り口自動ドアに貼り、ベンチを用意。さらに、広域接種センターの予約代行の仕事を請け負い、問い合わせにも対応するという、ちょっと最前線な仕事を任されています。


こんな状況の中、先ほど、作務衣姿に、カンカン帽の男性がセンターにやってきて、
バスはどこから出るのかとお尋ねになる。
バスは、駐車場内に入り、センター正面入り口の自動ドア前で停まることを伝えると、まだ時間があるから、ロビーで待たせてほしいとおっしゃいます。
もちろん、どうぞ。朝から陽射しが強いですからね。バスは9時に出発ですが、少し前に入り口にバスが停まりますので、それまでゆっくりされてください。
にっこり笑って、いつものように対応。

その場を離れようとした私に、カンカン帽男性が一言。
「時間になったら、呼びに来てくれるんやろ?」
私、心の中で「何言ってんだ、このおっさん!!」←シツゲンシツレイシマシタ。
にっこり笑って、「いいえ、呼び出しはしていません」
そうしたら、カンカン帽の男性、
「呼び出したり、案内したり、そんなこともせんのか!それくらい、せないかんのやないんか!(しないといけないのではないか)」と、少しご立腹。
私、心の中で、「自分が乗りたいバスくらい、自分で乗れや!」←シツゲンシツレイシマシタ。
そう思いながらも、にっこり笑って、「失礼します」と事務室へ戻りました。

もし、このカンカン帽の男性にハンディキャップがあったり、バスに乗り込むことが困難な印象を受けたのなら、あるいは、理由があって、声をかけてほしいとお願いされたのなら、私は喜んで案内したと思う。でも、そうじゃない。
私は、このカンカン帽の男性の付き人でもないし、女中でもない。市の職員(正確には会計年度職員だけれど)だから、市民の要望にはなんでも応えて当たり前、そんなふうにとらえることは大間違いだと思う。



自分でできることは自分でする。
してもらって当然なんて傲慢にならない。
少し想像力を働かせれば、わかること、少し考えれば、気付くこと、自分で考えて自分で行動する。自分でできないことを誰かに手伝ってもらい、かわりに自分ができることを誰かに分けたらいい。ただそれだけで世界はずいぶん優しくなると思う。そうやって、自分にも人にも優しくなれる。単純に、そう思うんだけれどね。

こんなことを考える私は、もしかしたら、とんでもない理想主義者なのかもしれないね。