農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【しょんぼり】

いつのころからか、お稽古の後、右ひざが痛むようになった。
痛んでもすぐに回復していたので、あまり気にしていなかったのだけれど、だんだんと回復に時間がかかるようになった。

それだけではない。
痛み方がひどくなった。
痛みで正座ができない。
おかしなことに、さっきまでお稽古で正座していたというのにだ。
最近は、お稽古が終わって着物を脱ぐともう、正座ができないっていうくらいにまでなった。
膝を曲げてしゃがむことも難しい。
無意識でしゃがんだり、何も考えず車の運転席に膝をついて助手席の荷物を取ろうなんてしたときにはもう、激痛で思わず叫んでしまう。


実家の母が変形性膝関節症で、すっかりO脚になってしまっている。
母の母、つまりは私の祖母も膝が悪く、たしか手術をしてボルトを入れていたはず。
だから自分もそうなるのではないかと、うっすらぼんやり心配していた。
でも、そういうのは、まだまだずっと先のことだ思っていた。
だから、うっすらぼんやりのまんまで過ごしてきて、ある日、気付いたときには激痛で絶望感を突き付けられるのだ。

この絶望感を少しでも和らげるために、整形外科に行くことに。
何処がいいかあれこれ調べて、今日の午前中に受診してきた。

レントゲン3枚撮る。
まっすぐ伸ばしたところ、外側に向けて曲げたところ、膝を立てて正面からの3枚。
診察では、レントゲン結果の説明。
軟骨がすり減って下の骨が硬くなる軟骨下骨硬化だとか、関節の隙間がなくなるといった症状はみられないけれど、骨がとげ状となる症状のごくごく初期の段階が見られるとのこと。
ただ、このために痛みが出ているわけではなさそう。
次に、膝の動きの確認。
仰向けになって右足を持ち上げられ、そのまままっすぐ上半身に向けて曲げられる。
激痛で叫ぶ。
次に、仰向けのまま右足を外側に曲げられる。
痛みはほとんどない。
おそらく、半月板が傷ついているのだろうと。
若い時にスポーツをしていたり、膝をぶつけたりした経験があれば、それが慢性化して変形性膝関節症を引き起こすそう。

ずっと昔を思い出す。
小・中とバスケをしていた。
とにかく走ってばかりだったな。
中学の時から、練習前のストレッチで右ひざを曲げ伸ばしするたびにカクカク音がしていたことを思い出す。。
さらに記憶をたどる。
15年くらい前には、膝の関節をぶつけたことがあって、この時はひどく痛み、整形外科に行った記憶がある。
でも、特に異常はなくて、湿布が処方されたくらいだったけれど、その時のわずかな傷が今こうやって際立ってきたのだろう。

痛みが強く我慢できないようであれば、痛み止めの飲み薬や注射があるけれど、現段階ではそこまでない。
湿布と塗り薬の処方で経過観察となる。

残念ながら変形性膝関節症が完治することはないそうだ。
ただ、痛みを和らげたり、進行を緩やかにすることはできる。
どうすればよいか。
体重の大幅な増減に気を付ける。
筋力をつける(特に大腿四頭筋)。
膝に負担のかかる姿勢は控える(つまりは、正座はするな)。
だそう。

少し先のことを考えると、しょんぼりした気分になる。
私もおかんのように、膝痛に悩み、O脚になるのだろうか。
何より大好きなお茶のお稽古に通えなくなってしまうのだろうか。
いやいや、お稽古は欠かさず行くよ。
だから、大腿四頭筋を頑張って鍛える。
どうすれば大腿四頭筋が鍛えられるのか。
ペットボトルを内股に挟んで落とさないようにキープするのがいいらしい。
とにかく、簡単で有効な鍛え方を調べることにしよう。
続けられるかなぁ、、、。
そんなこと、言ってられないね。
どなたか、効果的な大腿四頭筋の鍛え方をご存じでしたらぜひ、教えてくださーい!

 

タイタンビカスのように上を向いて