農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【自由人 長男の帰省】

大学生の長男が、またまた帰省。
大学は、お盆前まで試験があっていたらしく、合格点をクリアできない場合は、教科にによっては、追試や再試、さらには、追追試だとか再再試だとかまで受けなくてはならない学生もいたようだ。
追試や再試を免れた長男は、お盆が明けて帰省していたけれど、3,4日の滞在ですぐにアパートに戻っていた。

アパートに戻ってから今日までの半月の間、サークル活動や自動車学校に通っていたらしく、今回は、次男の高校(長男の母校でもある)の大運動会を見に行き、友人たちとの再会を果たすための帰省とのことだった。


昼過ぎ、特急に乗ったと連絡がある。
次にラインが来たときは、なぜか、私の母と笑顔で写った写真が送られてきた。

二人とも満面の笑み

これにはびっくり!!
まあ、私以上にびっくりしたのはおかんだろう。
特急から快速に乗り換えた彼は、途中下車をして駅からかなりの距離を歩いて、わざわざ彼の祖母に会いに行ったのだ。
長男がお盆に帰省した時は、私はAcademy'sのメンバーと「サマースクール」で一泊の仕事をしていたので、おかんに会わせてあげることができなかった。
長男は、そのことを気にかけていたのかもしれない。
おかんが家にいなかったら、バスに乗って駅まで戻るつもりだったそう。
幸いにも、おかんは家で編み物をしていて、孫とのひと時を楽しむことができたようだ。

長男の突然のこの行動、私にそっくりだと思った。
私も、思いついてこんな行動をとることがよくある。
自由な時間ができた時は、気ままに、その日その時にひらめいたこと、こうしたい、あそこに行きたい、あの人に会いたい、そう思ったらたいていそんなふうに行動している。
そこにあるのは、ただ自分がそうしたいから、という理由だけ。
行きたいところに行く。
見たい景色を見に行く。
会いたい人に会いに行く。
それで相手が喜んでくれるのなら、私の喜びも倍になる。
もし、迷惑に思われるのなら、それも当然のことだと思う。
だって、突然来られるのだから、困っちゃうこともあるよね。
自分の気持ちに素直に行動する。
何の意図もなく、そして自由に。
長男もきっと、そうなんだろう、今日、初めてそう感じた。


夕方、おかんに、長男との写真をラインで送る。
「優しい子やね」
と返事が来る。
本当に嬉しかったのだろう。
そして、喜んでいるおかんの様子がわかって、わたしもすごく嬉しかった。


さて、ばあばとお別れして、バスに乗って駅まで戻り、無事に飯塚方面のJRに乗り込んだ長男。
仕事帰りに最寄りの駅まで迎えに行って合流する。
開口一番、長男にお礼。
ばあばとの様子を話してくれた。
長男は、ばあばとおしゃべりを楽しんだようだけれど、終始笑いを我慢するのに苦労したそうだ。
なぜって、私とばあばがそっくりで、さらには、目の前でべらべらとしゃべっているばあばの表情の中に、鏡で見る自分の顔が見え隠れして、ばあばの目を見て会話をすればするほど可笑しくなって止まらなくなってきたんだとか。

することだけではなく、顔も似てるなんて。
ごめんよ、長男。ご愁傷様(笑)。