農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【講座の未来を考える】

今日はお仕事。
春休みになった小学生を対象に、プログラミングの講座。

 


パソコンのソフトを使って、「フォロ」というロボットに命令文を作り、実際に動かしてみる。
希望する動きを「フォロ」がしてくれるか。
希望通りに動かない理由は何か?
プログラミング的思考を実践で確認していく講座。


プログラミングの講座は、3年前から実施している。
はじめは、「嘉穂無線ホールディングス」という地元企業と市の連携協定で始まった事業だけれど、今はその手を離れ、地元九州工業大学に所属する情報教育支援士の先生方によるサポートで続けている。
学年別、理解別に講座を設け、段階的かつ、継続的に学べるプログラミング講座として、穂波で独自に継続している。

今日は、講座終了後、来年度の内容について打ち合わせを行った。
この講座が継続できるのは、情報教育支援士の先生方のおかげ。
この先生方、プログラミングの教室を開催し、子どもたちにプログラミングの楽しさを伝え、一緒に実践する時間をとても楽しまれている。
過去には、ボランティアで構わないからと、子どもたちに教える場を設けたくてあちこちに交渉して駆け回っていらっしゃった方たち。
だから、穂波で先生方の活躍の場を提供することができ、さらに、子どもたちはプログラミングについて親しむことができ、私としては、連携協定事業を地域に還元する事業として継続でき、まさに、WinWinWinな関係。

このWinWinWinな関係をさらに深めたくて、来年度は、先生方の要望を多く取り入れたスケジュールを組むことを提案。
今年度までは、ある程度こちらの要望で講座を組み立ててきたけれど、来年度については、先生方のやりたい内容をやりたい頻度でやりたいようにしていただきたい!
そう伝えた時の、先生方の驚きと喜びの顔!!
今思い出しても、こちらまで嬉しくなるような反応だった。


1年間のスケジュールを決め、プログラミングを学ぶための教材は、先生方が使いたい教材を用いる。そのための予算立てや環境整備はこちらが調整する。
私には、こんな役回りの方が働きやすい気がする。

センターの生涯学習事業として、先生方の活躍の場の提供と、子どもたちのプログラミング的思考や創造性を育む教育の場を提供する。
今は小学生が対象だけれど、近い将来、中高生にも、単発で構わないから、講座を開設できればいいなと思っている。
今の小学生が中高生になる頃には、実現できているといいな。
彼らは、センターでプログラミング講座を経験しているから、中高生用のプログラミング講座にも抵抗はないかも。
そんな地盤固めみたいなことができたらいいかな。

何も考えなしで、市の連携協定に手を挙げて始めた事業だけれど、こんなふうに中長期的な計画を立てることができるようになったのも、先生方のおかげだなと、嬉しく思っている。