農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【諫早もりあげガールズのことを もう少し】

諫早もりあげガールズのメンバーに、プロのカメラマンがいらっしゃる。
結成当時からいるメンバーだそうで、この方はなんと元長崎県庁職員なんだとか。
国家公務員を辞めてまで、厳しいカメラマンの世界に飛び込めたのは、「諫早もりあげガールズ」の活動のおかげだそう。

確かに、もりあげガールズの活動は、発信が上手い。
写真による視覚的なPRがとてもいい。
さすがプロのカメラマンだとうなる。
なんでもない景色も、いわゆる「映える」写真のおかげで「行ってみたい」と思ってしまうから、不思議。

撮りためた写真で、ポスター展を開催したり、郵便局とコラボして切手シールを作成したり。
切手シールなんて、いいアイデアだと思う。
お手紙と一緒に全国津々浦々まで、諫早の名前を届けてくれるのだから。
それから、ポストカードも作成。
「映える」スポットで、フォトウェディング。
「映える」写真を撮るために、ちいさな街の小さなスポットを巡るコースを作成して紹介。
などなど、写真を中心に想いをカタチにしている。
そしてこの方、ついには、長崎県のオフィシャルカメラマンとして、長崎県出身の福山雅治さんの写真を撮りまくったのだとか(笑)。
県庁辞めて人生変わったモデルケース!



それから、諫早干拓地で栽培されるお野菜がミネラルたっぷりで大変美味しいらしく、「野菜ソムリエ」の資格を取って活動されている方もいらっしゃる。
学びの場として、お野菜講座を開催したり、スムージーの開発をしたり。
お野菜と直売所紹介mapを作成して、埋もれてしまう諫早特産の農産物に光を当てるだけでなく、ふるさと納税返礼品として扱われるまでになっている。



最後に、もりあげガールズが、ただの諫早愛あふれる女性団体で終わっていない注目すべき点は、政治経済における会議や委員会などに参画する団体になったことだと思う。
諫早の、あるいは長崎の大切ななにかを決めたり考えたりする場に呼ばれ意見を求められる、そんな自立した団体になっているということ。
諫早のために楽しんでしている活動が認知され、市内だけではなく、県内外から声をかけられるまでになっているということがすごいことだと思う。

10年続けて来られて、大切にしていることは何か質問すると、
「誰と何のために何をするのかを見失わないようにしている」
とお返事いただいた。
本当にそうだと思う。

今年結成したAcademy’sが、いつか穂波を、いや、飯塚を代表する団体となって活躍できるよう一緒に育っていけたらいいな。そんな夢を抱かせてくれる研修だった。