農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【残念なことに】

 

農協に供出した今年のお米。
つやつやでぴかぴか、めちゃくちゃ美味しいお米。
なんだけど、、、
残念ながら、2等米だそうで。
こんなにおいしいのにね。

2等米の評価がつくと、農協から支払われるお米代が、1等米より一俵当たり300円マイナスになる。
19俵供出したから、標準金額から合計5,700円も引かれてしまった。
しかも、ちゃっかり検査手数料とかで3,496円も引かれている。

ちなみに、3等米の評価だと、標準より1,620円も引かれる。
我が家のもち米は、いつも3等米の評価しかつけてもらえない。
収穫量が少ないから、乾燥機の最低張込みに届かないまま乾燥するのが原因なんだけど、水分量は基準を満たしている。見た目がよろしくないけれど、それでも毎年美味しいお餅を食べている。

等級って、水分量と目視で決められる。
粒がそろっているかだとか、米粒の表面の様子だとかを見て、格付けしていく。
水分量は、水分検定器という機械で測る。
水分量は、13.5%~14.5%と決められていて、その数値内におさまるように乾燥機を調整している。

 

これが水分検定器


きれいなお米だと思ったんだけどな。

基準から減点していくのではなくて、基準から加点していく方がずっとずっとモチベーション上がるのに。

猛暑の中、一生懸命作ったお米。
それだけで、1等の価値だと思う。