農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【今年の新米できました】

雨上がりの日曜日。
気温がぐっと下がりました。
冷たい風が強く吹いているけれど、快晴です。

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予定通り、今日はもみすり。

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倉庫のトラクターとコンバインを出し、もみすり機(左側の機械)と自動選別計量機(右側の機械)をセット。
2階にあるタンクの向かって左側にうるち、右側にもちが入っています。

タンクからもみすり機に入った籾は、もみ殻と玄米とに分けられ、もみ殻は倉庫の外へシートのトンネルをくぐって、もみ殻袋へ入ります。一方玄米は、右側の選別機へと流れていきます。

選別機で、未熟米とそうでないお米とに分けられるのですが、未熟米は写真の真ん中あたりに置かれた米袋に入り、成熟したお米は、ちょうど柱に隠れている袋に入ります。成熟米は、指定した重さ(約30キロ)になると自動で止まるので、袋を台から降ろし、新しい袋をセットして、次から次へと玄米入りの米袋が出来上がっていくというのが一連の流れになっています。
未熟米は、どんどん流れてくるのですが、気を付けていないといつのまにか溜まっていて、慌てて袋を交換しないといけなくなります。
未熟米も農協に供出するのですが、これらの一部は、工業用の「糊」として旅立っていくそうです。
そうして、外にあるもみ殻も、どんどんたまっていくので、もみ殻袋を交換する作業も気を付けなければならず、みんなであちこちと気を付けながら作業をしているのです。


今日のもみすりは、うるちともち米の両方なので、うるちのもみすりが終わった後、機械を解体して中のお米を全部出し、エアーブラシで掃除をし、それから再度、今度は右側のタンクの下に機械をセットして、同じ要領でもち米のもみすりをしました。
もち米のもみすりが終われば、再び機械を解体して中に残ったお米を出してエアーブラシで掃除をし、簡単なメンテナンスをして終了となりました。

今年の出来高ですが・・・
うるちの米袋は50袋。25俵になります。予想より5俵少ない出来で、一反当たり6.5俵出来といったところでしょうか。
もちの米袋は11袋。5.5俵になります。だいたい一反当たり7俵出来なので、まあ、平均的な出来具合といったところでしょう。
朝8時半ごろから始めて、すべてが終了したのは夕方5時ごろでした。


我が家では、機械の中から出てきたお米を一番にいただいています。
選別機の中に残ったお米は、ほとんどがきれいなお米です。
もみすり機の中のお米は、解体清掃の時、きれいなお米が出てくる場所と未熟なお米が混ざって出てくる場所とがあるので、掃除をしながらそれぞれを取り出し、きれいなお米のみを選別機から出たお米と一緒にして、さっそく精米しました。

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出来立てほやほやの今年のお米です。
明日の朝、みんなでいただきます。どんなお米なのか楽しみです。


もみすりがおわった夕方、久しぶりに裏の畑に行きました。
野菜のタネを播いてから、約1か月が過ぎています。

mosgreen3111.hatenablog.com

 

仕事が忙しく、日暮れも早くなったので、なかなか畑に行けていなかったので、野菜たちが大きく立派に育っていて驚きました。

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早速明日から、採れたて野菜が食べれそうです。

一日動き回り、力仕事と、機械相手の神経を使う仕事とで、へとへとです。
ですが、今年のお米が無事にとれたという安堵感は、ちょっとした高揚感を味わわせてくれます。疲れているのだけれど、その疲れを忘れさせてくれる喜びを今年も味わうことができました。