農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【やりたいことを少しずつ】


近くの休耕田が、今年もコスモスでいっぱいになった。
ちょっと前までは、ちらほらしか咲いていなかったのに、昨日は満開。
ひまわりみたいに、みんなお日様の方を向いて、めいっぱい光を浴びている。
綺麗だな。可愛らしいな。そう思いながら、写真に収める。


昨日はお茶のお稽古。
今日は雨が降って寒くなったけれど、昨日は快晴。
気温も25℃まで上がるって予報だったから、単衣を着る。
洗える着物で、単衣の着納め。

お米仕事が終わって、気持ちがすごく落ち着いて、早速本を読む。


「天国はまだ遠く」瀬尾まいこ

瀬尾まいこさんとか、小川糸さんの本は、読んだ後優しい気持ちになれるから好きだ。
特別悪い人は出てこないし、恐ろしい出来事も起こらない。ちょっとしたすれ違いだとか、運命のいたずら的なことが起こるけれど、そこには、やさしさだとか、思いやりだとかが根底にある。
今回の「天国はまだ遠く」は、仕事も人間関係にも疲れた23歳の主人公千鶴が、会社を辞めて死ぬつもりでたどり着いた山奥の民宿で過ごした日々のお話。都会と田舎の時間の流れの違い、人々の日々の暮らしぶりの違い、山奥の静かで自然豊かな日々、民宿の田村さんの大雑把だけれど温かい人柄、すべてが千鶴を癒してくれる。
最後に千鶴が下した決断とは、、、。


いつでもどこでも、自由に…というわけにはいかないけれど、それでも、好きなこと、やりたいことができる、今はそれがすごく嬉しい。