農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【朝のルーチン 乱れる】

朝起きると、まずは、顔を洗ってうがいをして、髪のぼさぼさを抑えてから洗濯をする。
それから、居間のカーテンを開け、稲屋に住み着いているネコと朝の挨拶をする。
離れたところにいても、カーテンを開ける姿が見えると、小走りにやってきて、「にゃーにゃ―」と、何か話しかけてくれる。
人差し指を差し出して、「おはよう」と声をかける。
時間があるときは、のどやら耳の後ろやら腰のあたりなんかを、わしわしとマッサージしてあげる。うっとりと気持ちよさそうにするから、可愛さが増して時間を忘れそうになる。
いかん、いかん。
えいやっと、猫から離れる覚悟を決めたら、せっけんでよく手を洗って味噌汁づくり。
冷蔵庫に入れていた味噌汁の具材を鍋にうつし入れ、煮干しをいれて煮る。
前日の夜にかけておいた食洗機の食器をかたづけて、明日の味噌汁の具材を刻んで冷蔵庫に保管。

ここから、晩御飯の下ごしらえ。
野菜を切っておいたり、簡単な小鉢系を一品作っておいたり。
メインのおかずの下味をつけたりして、帰ってきたら、煮る・焼く・蒸す・揚げる…どれかで済むように準備しておく。

そうしながら、煮立った味噌汁の鍋に豆腐を切り入れて味噌を濾す。
乾燥ワカメを投げ入れて、味噌汁完成。

すぐに玉子焼き器でお弁当の玉子焼きをつくる。
続いてお弁当のおかずつくり。
仕込んでおいた唐揚げや生協の冷凍春巻きを揚げたり、肉巻きを焼いたり。
前日の夕食のおかずで取り置いていたものからお弁当箱に詰めていく。

そうこうしていると、旦那さんがのそのそと起きてきて、神様仏様にご飯をそなえてくれて、味噌汁を注ぎ分けてくれる。

私はというと、お弁当を冷ましている間に洗濯物を干す。
またまた猫がやってきて、体を摺り寄せてくる。
踏まないように、蹴らないように、気を付けながら洗濯物を干す。
時々、ざらざらの舌で足首辺りをなめてくれる。
最初はびっくりしたけれど、もう慣れた。
ネコの愛情表現かな。
ありがとうっておかえしにまた、耳の後ろをわしわし撫でる。

洗濯物を干し終わると、キャットフードのカリカリを軽く一握り、おやつ代わりにあげる。
ねこ、まっしぐら。
おやつが欲しくて甘えてくるんだと思う。
こいつはいつもカリカリをくれる。ちょろいやつだ、、、と思っているのかも。

最後に、室内干しの洗濯物を部屋にぶらさげる。
そしてやっと、朝食の席につく。

この一連の流れを毎日。
朝5時半くらいからだいたい7時くらいまで。


ところが、、、
昨日は寝坊をした。
目が覚めたら6時20分だった。
夕食の準備はあきらめて、でも旦那さんと長男のお弁当だけはなんとか作った。
夕食の準備ができていなかったから、仕事から帰ってきて、ばたばたご飯をつくる。
こんな日に限って、19時から会議が入っていたりする。
定時に帰ってご飯を作り、またセンターに戻って会議出席。
帰って一人、ゆっくりごはん。


そしてまた、、、
今朝も寝坊した。
今朝なんか、目が覚めたら6時40分だった。
夜中の1時過ぎに目が覚めて、しばらく眠れなかった。
3時過ぎには眠ったみたいだけれど、5時にまた目が覚める。
もっと寝ていたい。でもどうしよう。このまま寝ちゃったら、また寝坊するかも。
そう思っていたら、いつの間にか眠ってしまっていたみたい。

6時40分。
お弁当も夕食の準備もあきらめて、洗濯とお味噌汁作りに全集中。

明日はちゃんと起きたいな。
できれば少し早く起きて、裏の畑のピーマンをちぎっておきたい。
夕方はすごく眠たかったけれど、今はそうでもない。
でももうそろそろ寝なくちゃね。
また夜中に目が覚めちゃうかも。
その時は読みかけの本でも読もうかな。

涼しい風が部屋を通り抜けていく。
虫の音が絶えず響いてきて、今夜は冷房がなくても過ごせそう。
おやすみなさい。
明日はちゃんと起きれますように。
いや、起きなくちゃね。