農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【「あとほんの少しだけ優しくなる」をめざす】

私、毎日目覚まし時計なしで起きています。
目覚まし時計をかけると、その音で自分がひどくびっくりして取り乱してしまうから、目覚まし時計はほとんど使用しません。起きる!!と決めた時間になると、たいてい目が覚めちゃいます。

でも、今朝はお寝坊。
まあ、お寝坊しても、朝のお味噌汁を作って、夕飯の下ごしらえをして、お弁当を作って・・・という作業はなんとかできたのだけれど、いつもより時間が押してしまいました。
だいたい、義母が起きてきて、朝食の食卓準備をしてくれたり、神様仏様の御仏飯を供えてくれたりしてくれるのだけれど、今日は義母もお寝坊みたい。
そんな時、旦那さんが「おはよう」と居間にやってきたのだけれど、うちの旦那さん、起きて自分の時間を楽しんでから居間にやってきてるんだよね。
なんだか今日は、それがすごく不満で、「いいよね~。自分の時間が楽しめて。何もせんで食べるだけ食べられて・・・」なんていうような、余裕のない考えに支配されてしまったのです。
それでも、旦那さんの顔見て、できるだけにっこり「おはよう」といった後、一方的に感情をぶつけるのはいかんなぁと思いながら、
「あともうちょっと早く来てくれたらありがたいなぁ・・・。」
と言ってみた。
旦那さん、あまりいい気はしなかったんだろうね。それでも、自分もなにかしらやらなくてはって思っているし、前々から私もちょこちょこ伝えたりしていたので、今回またそんなふうに言われて、自分の中で平静を保とう険しい顔になっているのが見て取れた(笑)。
そんな旦那さんの顔を見ると、自分の寝坊の言い訳だとか、朝の支度の遅れを旦那さんのせいにしているみたいな気分になって、なんとも自分が嫌になってしまったのです。


そんなこんなで、なんとか気持ちを立て直しつつ、職場についてから、バタバタとたまった仕事を片づけておりました。
新しい事務員さん、頑張って仕事をしてくれているのだけれど、窓口に人がやってきても、一つのことに一生懸命になりすぎて窓口対応を忘れがちになってしまうのです。
「はいはい、こんにちは!」と、気付いた私が慌てて対応したのだけれど、後から書類の処理ミスに気が付いて、「ああ、敏腕事務員、カムバック」って久しぶりにため息をつく羽目になったのです。そもそも、事務員さんがしっかり仕事をしてくれていたのなら、こんな失敗しなくて済んだのに・・・なんてつまらない思考が浮かんできて、またまた自分が嫌になってしまったのです。


うまく行かないことだとか、失敗だとか、そういうことは日常よくあることなのだけれど、その時の物事について抱く心の持ち方というものは、自分の精神状態がこんなにも如実に表れるものなのだなあと、実感したのです。

 

「自分」にも「ほかの人」にも、ほんの少し「優しくなる」って、なかなか難しいよね~って思った今日の出来事でした。