農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【龍にならずとも】

こないだの日曜日は、珍しく子どもたちとお留守番だった。
義父と旦那さんは、地元公民館で自治会総会。その後懇親会。
義母は、どこかのまちで開催されたお祭りに、詩吟と踊りで出演するとのことで、出かけて行った。

お昼は子どもたちと3人。
「何食べる?」
なんて、わくわくしていたけれど、結局、冷凍していたパスタソースの余りを解凍し、パスタを茹でてからめることに。


ソースを温めて、パスタを茹でる二人。
兄は食べることにはあまり執着しない。
一方弟は、美味しく食べるためのひと手間を惜しまない。
この日も、作業をするのは弟で、そばで見守り場を盛り上げるのが長男の仕事。

子どもたちの関係性を見ていると、とても穏やかな気持ちになる。
兄は優しく弟を想い、弟は兄を慕っている。
お互いの性格も好みも違うけれど、それぞれがありのままを受け入れている。



毎年揚げているこいのぼり。
今年で18年目。
春風を受けて真鯉が破けそう。
いつか龍になるまで、それまでは揚げ続けようとおもっているけれど、龍になる日は近いだろうか。


2人の息子を見ていると、悠々と大空を泳ぐ2匹の鯉のように頼もしく感じられ、親としては、いつまでも二人並んで健やかに安らかにいて欲しい、そう願いながら、次男が仕上げたパスタをほおばった。