農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【観たい映画『小さき麦の花』と土づくりのこと】

観たい映画。

 

moviola.jp

 

上映開始は2月17日~。
福岡では「KBCシネマ」で上映。
うーん、福岡市内まではちょっと遠いけれど、上映時間が分かれば、調整して行ってみようかな。

映画の公式サイトの解説にあった言葉

土は人を嫌わない

人も土を嫌わなくていい

土は清らかだ

金持ちにも

貧乏人にも 平等だ

1袋の麦を植えれば

10倍や20倍にして

返してくれる


土のことを考える時間が多くなっている私にとって、
「土は清らかだ」
という言葉に反応してします。

私には、清らかな土を汚してしまっている罪悪感がある。
一日でも早く、薬を使わない畑づくりをしたいと思っている。
畑づくりの前に、土づくり。
そのための堆肥作りについて本気で考えれば考えるほど、まちづくりの仕事との両立に悩む。

先日参加した未来の暮らし研究所オンラインサロンの勉強会。
今月のテーマは、まさに、~暮らしと土づくり~。
「命は命の元となって、また命を生む」ということ、
「陸上の生き物は、土を作るように働いている。人間だけが明確に意識していないだけで、他の生物は、この「理ーことわりー」の中で生きている」ということ、
こういうことを学んだ直後ということもあって、自然が私にもたらしてくれている恩恵を、いかに都合よく利用してしまっているのだろうって考えていたところ。

あれこれ想いを巡らせているところで目にした北京大学教授で映画学者の戴錦華氏のレビューが、これまたよい。

 

自然の中で生きること、春に植えて夏に育ち、秋に収穫して冬は籠るという四季の移り変わり、農民と土地との関係といったことを、極めて自然に描いている。この映画は私たちに見えていなかった人、見えていなかった土地を見せてくれた。観客に主人公たち❝棄民❞の姿を見せ、彼らの美しさ、その人生の意味を見せ、彼らが他者に何かを与え、また他者を通して誰かに何かを与える様を、彼らが互いを活かし、互いを豊かにする様を見せている。

 

人に対しても自然に対しても誠実であること、
これはこれからの人生のテーマだなあ。
そう思っているからこそ、『小さき麦の花』に出会うんだろうな。