2月17日(金)の夜明け。
日中の気温があがり、ぽかぽかした翌日の朝は、空気が冷え込んでとても寒い。
でも冷たい空気が冴えわたって、夜明けの空はとても美しい。
そんな空気を纏いながら、夕食の下準備のため、裏の畑に野菜を採りに行く。
大霜で、土も葉も凍るほど。
春が近づき、葉物野菜たちは、命を繋ぐ準備を着々と進めている。
硬くなっていく葉と茎。その先には種を残すためのつぼみが隠れている。
毎年、春がやってきてしまう前に、少しでも柔らかい葉をちぎって冷凍保存する
まだまだ寒いけれど、もうその時期が来ているんだな。
花を咲かせ、タネを残していくこと。
その陰には、寒さに耐えながら、根を張り葉を広げ、力を蓄える日々の営みがある。
畑の野菜は、そういうことも教えてくれる。
自分の都合のいい方にではなく、できるだけ土に、自然に都合のいいように。
人との関係も、仕事のことも、美しさや輝かしさではない、日々の「こころがけ」を見つけられるように。
そして、自分もそうあるように、見つめていたい、見つめていこう。