毎年夏に、「九州大学社会教育主事講習」なるものが開催されています。
これは、「社会教育主事の職務を遂行するのに必要な専門知識、技能を修得させ、社会教育主事となり得る資格を付与することを目的」に、文部科学省だとか、九州大学だとか、福岡県教育委員会だとかが主催して実施されています。
要は、公民館だとか、市民センターだとか、そういう場所で働く職員のための講習会のこと。まさに、「主事」の肩書を持つ私にはぴったりの講習です。
この講習は、だいたい毎年同じ時期に開催されているのだけれど、今年の日程が7月21日から8月12日まであり、九大での講義のほか、宿泊を伴う研修、さらにはオンデマンド講習と、なかなかハードな講習なのです。
各地の現場で働く仲間と知り合い繋がることや、社会教育に関する概論を学べることは、今後の社会教育を通したまちづくりの在り方に大いに役立つだろうし、役立てることができたら・・・と、ここ数年、この講習会を受けようと前向きに考えていました。飯塚市から参加できる職員枠が2名という決まりがあるのですが、今年度は、日程調整がつきそうでやっとチャンスが回ってきました。
もちろん、受講資格なんかはあるのですが、ばっちりクリアしているので、生涯学習課に申し込み。
ところが、、、、
生涯学習課長より、「会計年度任用職員は受講することができない」とのお返事。
人事課に確認したところ、飯塚市の正規職員のみ対象なのだそう。
は?
何それ?
ちょっと意味わかんない・・・
受講資格には、正規職員に限るとは記されていないし、体験談なんかでは、よその市町村の会計年度任用職員のコメントなんかが載っている。
それなのに飯塚市は、どうしても受講したいのなら、個人で申し込んでくださいですって。
もちろんその際の受講料は実費で。
九大までの交通費や宿泊費、オンライン講義に伴う通信料についても実費で。
現地実習や受講、宿泊に伴い、職場を離れる際は、出張扱いではなく有休で。
・・・とことん、意地悪いやつですな。
実費になると、結構な額になります。
出張扱いにしてもらえなければ、有休は10日以上使うことになります。
飯塚市に充てられている2名の枠は、指名された職員が仕方なく参加することになるみたいです。
会計年度職員は各部署にたくさんいて、一般職員の半分くらいの給料で、職員並みに、下手したら職員以上に働いて現場を支えているのです。少なくとも私はそのように自負しております(笑)。
実にもったいない!!
私を講習に派遣することが、絶対市のため地域のためになると思うんだけどなぁ~、、、って、冗談交じりにセンター内でつぶやきましたよ。
そうしたら、センター長が、
「行かせてやればいいのにね~。陰のセンター長なんやからね~」
だって。
そうしてセンター職員みんなで大笑いしたのです。
まあ、学ぶことは、場所も年齢も構わず、自分次第でどうにでもなるものでしょう。
人とのつながりも、今こうして広がりつつあります。
そんな話をみんなでして、希望はかなわなかったけれど、これからもセンター職員仲良く、楽しく、地域を盛り上げていきましょうねっていう、和やかな雰囲気にまとまったのでした。