農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【次男の反抗】

最近、毎朝次男の起床時間が遅くなっている。
寒くなっているのもあるのだろうけれど、それだけではない。
はっきりいうと、「行きたくない」のだ。

数週間前までは、「学校面白くないもんな。部活だけあればいいのに。」ってぼやいてた。でも、ここ2,3日は、はっきりと「行きたくない」と眉間にしわを寄せて体全体で激しく態度に現すようになった。
そうは言いながらも、時間ギリギリになんとか制服に着替えて学校に向かったのだけれど、反抗期特有のイライラする気持ちを、母親である私に全力でぶつけてくるので、朝から思いがけず非常にエネルギーを消耗してしまった。

困ったものだ、、、行きたくないなら行かなくていい、そう思っているのだけれど、義父母に説明することがなんとも億劫で、言ってることとしていることの矛盾にため息が出てしまった。

職場に次男と同じ中学校に通う同級生の子をもつ方がいるので、ぼやいてみると、
「うちなんか、入学した時からずっと、行きたくないって言ってるよ。」
笑いながらなんともかる~く返事が返ってきた。
「時々休ませてる」し、休んでいるときは、「家でゲームしたり遊んでばっかり」なのだそう。それでも、休んだ次の日はちゃんと学校に行かなくちゃって思うらしく、行ったり休んだりしながらやり過ごしているのだそう。
そして、その方が言うには、学校が学力向上に重きを置くようになり、先生も勉強のことばかり口にして、厳しいらしい。加えて、コロナで学校生活も制限ばかり。
これじゃあ、学校が面白くないという次男の言うことも共感できるなあと、話を聴いてそんなふうに思ってしまった。

 

自分が中学生の頃を思い返してみると、学校なんて部活をしに行っていたもんだ。
くだらない話をして、何がそんなにおかしかったのかわからないくらいに笑い転げ、先生に反抗的な態度をとったり、授業を抜け出したりする同級生を面白半分に眺めていたし、片思いの人の姿ばかり追いかけていた。
中学生活なんて、勉強なんてそっちのけで、大人の言うことなんか聞かずに友達といかにくだらない時間を過ごすかということが重要なような気がする。仲間とくだらないやり取りに笑い転げている合間に、少しまじめに将来のことを考えたり、大人のすること言うことを鋭く観察したり、そうやって自分がどんな大人になっていくのかを見定めていく、そんな時代のような気がする。
今の子どもたちは、コロナのせいもあって、すごく窮屈な生活を送っているのかもしれない。少し、というか、かなり、気の毒に思う。


明日も次男は学校に行きたくないことを全力でぶつけてくるだろうか。
深刻に受け止めず、かる~く、少し気が緩む時間を過ごすのも悪くないかも。親が頑なになっていることこそが、余計に窮屈な思いをさせているのかもしれないのだから。

次男の反抗期。まだまだ始まったばかり。
長い人生、こちらも長い目で付き合っていこうと思う。