農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【家族のじかん】

我が家は旦那さんの両親と同居の6人家族。

ずっとずっと以前は、旦那さんのおばあちゃんや旦那さんの妹も一緒だった。
妹が結婚し、6年前におばあちゃんが亡くなってからは、義父母と私たち4人、合わせて6人で過ごしている。

8人で暮らしていた頃は、旦那さんが中学生の頃増築したという子供部屋(1階は妹2階が旦那さん)で4人過ごしていた。
8畳の洋間にダブルベッドとシングルベッドを並べて4人で寝る。
だいたいどこの家庭でもそうだと思うけれど、ダブルベッドの真ん中に母親、その両隣りに子ども、父親はシングルで寝る、、、我が家もそのスタイル。
ベッドのほかは、旦那さんの机と私のキャビネットを置いて、絵本を並べるボックスを積み重ねただけの部屋。

そうこうして過ごすうちに、だんだん絵本が増えて、ボックスも増え、こどもも大きくなってぎゅうぎゅうになって、そろそろどうにかしなくちゃなという頃、妹が結婚し、1階の部屋が空いた。
空いた1階の部屋は、子どもたちの勉強机と旦那さんの机を事務所みたいに配置して、みんなで勉強したり遊んだりする部屋になった。

それでも相変わらずみんな2階に並んで寝ていたのだけれど、長男は中学生になるし、子どもたちが「自分の部屋がほしい」と訴えてくる。
これまたいよいよどうにかしなくちゃなという頃、今度はおばあちゃんの部屋(奥座敷と6畳の部屋)が空いた。

みんなでいろいろ意見を出し合い、2階に長男、1階は私たち夫婦、おばあちゃんの部屋の小さいほうは次男、大きい方の部屋(奥座敷)は、妹一家が帰省した時に使ってもらう部屋という配置で落ち着いた。

念願の個室を持った子どもたち。
それでも、毎日何かしら私たち夫婦の部屋にやってきて、ベッドに寝転んでおしゃべりして過ごしたり、毎朝のように、わざわざ夫婦の部屋にやってきて制服に着替えたり。
男同士3人で、床に座り込んで頭突き合わせてなにやら楽しそうに過ごしたり、一緒に勉強したり。


高校3年生の長男。眠いと機嫌が悪くなる。
中学3年生の次男。おなかが空いていると機嫌が悪くなる。
幸いなことに、兄弟仲が良く、どちらかの部屋で一緒に過ごしていることも、よくある。そして、人肌恋しくなった時は、私たちの部屋にもやってくる。


昨晩も4人そろって、あれこれと話をした。
くだらない話から、面白い話、学校のことなど。
そして、まじめな話。進路の話。これからのこと。

改まった形では伝えにくいことも、ゆったりと好きな格好で、世間話のついでにするまじめな話は、お互いの考えを受け入れやすいように感じる。
特に次男は、親の言うことには反発するけれど、長男の言うことにはとても素直に耳を傾けている。4人でいろんなことを話して、確認し合えた昨晩の時間は、最近の子どもたちとの時間のなかでも、とくにあたたかい時間となった。

子どもたちが自分たちの近い未来のこと、少し先の未来のことをちゃんと見つめて考えていること、それがわかって嬉しかった。
話をした後、子どもたち二人で2階にあがり、一緒に勉強している姿も嬉しかった。


将来のなりたい姿を言葉にして発すること、そのことが何よりも実現の第一歩であり、あとはそれに向かってしなければならないこと、できることを、ただただ愚直につづけていくしかないのだと思う。
お互いが夢を語り、お互いの夢を共有すること、これはとても大きな力になる。
ちょっと恥ずかしくて、勇気がいるけれど、4人で話した後、とても温かい気持ちに包まれて、しあわせを実感することができた。

子どもたちの小さな夢が叶い、大きな夢に近づいていけますように。