「小さな拠点」づくりの2回目の勉強会に参加しました。
※1回目はこちら↓ ↓ ↓
今回は、事例発表。
島根県の大田市の取り組みについて、福岡県那珂川市のプロジェクトについて、同じく福岡県須恵町の仕組みづくりについて、それぞれの発表を聞いてグループに分かれ討論。
行政の主語は「地域」。でも、住民の主語は「私」。
自分が困っていることが、他の人も困っていたり、他の地域でも課題になっているかもしれないよね・・・そんなふうに受け入れてもらえることで、自分の悩みが、価値あるものとして取り扱われる、それが地域の課題解決のきっかけとなる、そんな話を伺いました。
そこに暮らす「人」や「日常」に焦点を当てること、そういう視点について学びました。
今回も、地域活性化伝道師(株式会社イミカ 代表取締役)原田博一さんがファシリテーターとして関わってくださったのだけれど、
『地域づくり協議会と個人の想いの関係性(仮説)
個の主体性を引き出す・支えるにつれ、集団の主体性が生まれてくる。
集団が個を巻き取るのではなく、集団が個に引き寄せられる。
→個の主体性を支える仕組みとしての協議会が、これからの地域づくりには求められるのでは?』
とまとめていらっしゃいました。
誰かの具体的な問題に対し、どんなふうに解決するのか、そこを起点に、地域の仕組みを育てていくこと、そんなアプローチ方法についても学ぶことができました。
もう、まさに!!
自分のこと、そして自分の周りで頑張っている「あの人」や「この人」のことが頭に浮かび、それぞれの活動が実を結んでいけばいいなと願ったり、身近な人の頑張りを、なんとか行政が気付いて掬い上げて伴走支援をしてくれたらいいな、そのために私ができることは何だろう・・・などと考えたのでした。
そして、自分が、「個の主体性」を持ちながら「行政」側に所属していることのジレンマを抱えていることも、はっきりと認識したのです。
「小さな拠点」づくり推進勉強会は今回で終わりだけれど、グループワークでご一緒させていただいた県内各地の方々と、せっかくなのでこれからもご縁が繋がっていけるといいなと思っています。