農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【もち米稲刈りのこと】

日曜日は、30℃を超える真夏日になる中、もち米の稲刈りをしました。

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田植えの時に手伝いに来てくれた旦那さんの後輩ファミリーも、来てくれましたよ。
早速、田んぼに機械が入るところと、機械が上手く回れるよう、田んぼの四隅を鎌で手刈りします。

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後輩ファミリーの息子さん、心くんも、大人と同じ鎌を持って参加。
鎌の使い方を丁寧に教えます。そして、危ない道具を持たせるからこそ、正しく使うことも伝えます。一人前としてきちんと認め、しっかりと伝えると、子どもはちゃんと答えてくれる。

手刈りが済むと、機械が動き出します。

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途中、心くんにも操縦してもらいます。

うるちの稲刈りの時は、ワラも裁断してしまいますが、もち米のワラは干してしめ縄づくりや、ジャガイモのタネ植えに、はたまた、春先の野菜の霜よけなどに使うので、裁断せずに取り分けています。今年は、頼まれたワラ束数も含めて、150束を確保します。そのための稲刈り機械が、バインダーというものです。

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長男がバインダーを操縦。
バインダーが稲刈りして、さらに、麻ひもで縛って束にしてくれる。

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わかりにくいけれど、こんなふうに。これを150束。

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今年は次男もコンバインの操縦に挑戦。
この写真は、コンバインのタンクに溜まった籾を軽トラに積んだホッパーに排出するところ。(軽トラのホッパーに入った籾は、このあと倉庫の乾燥機に入れて、4時間ほど送風し、火を入れて、籾の水分量を15パーセントに設定して乾燥させます。)

コンバインで田んぼの稲を全部刈ってしまった後に、手刈りした四隅の稲を機械にかけて脱穀します。
最後に、バインダーで束にしたもち米を、同じようにコンバインに通して脱穀し、ワラ束を竿に引っ掛けて干していきます。
この辺のことは、写真がないのでわかりづらいですが、これがもち米稲刈りの一通りの流れになります。

後輩ファミリーもお手伝いに汗をかいてもらい、みんなで青空の下でおでんとおにぎりをほおばり、美味しい柿と梨、ぶどうでおなか一杯に。そして、最後は、稲刈りで隠れ場所を失って慌てて飛び出してくるコオロギやバッタやカナヘビを、喜んで追いかけて捕まえてもらい、これまで見かけるだけだったカヤネズミと対面してもらうというオマケまでついた、楽しい稲刈りになりました。


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来週はもみすりです。
もみすりがおわってやっと、新米にありつけるのです。