農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【もち米の稲刈り】

とにかく忙しく日々が過ぎ去っています。
大丈夫。順調。
そう確認しながら過ごしています。

土曜日はもち米の稲刈り。

長男が修学旅行で関東方面へ。
なので、今回も次男が大活躍。

もち米の稲刈りは、数株ずつを紐で括りながら刈ってくれる「バインダー」という機械で130束ほど刈ります。残りがコンバイン。
130束はどうするかというと、「ほすべ~」という、冗談みたいな名前のかけ干しセットで乾かします。


ほすべーにかけて干したワラは、ジャガイモのタネ植えの時に使ったり、冬野菜の霜よけに使ったりします。
そして、地元のお宮の注連縄になります。

農家の数も減っているし、営農で作っているところは、もち米は作っていないところが多く、近所でもち米を作っている農家は、我が家くらいなもの。そういうわけで、毎年お宮の注連縄は、我が家のワラを使ってもらっています。

ワラを準備するのも我が家。高齢化と人手不足で、注連縄づくりに駆り出されるのも我が家の男衆。なんでもかんでも我が家が担わなければならないことに、家族内では不満の声も聞かれるけれど、そんなこと言ったって仕方ない。ここで生きてきて、ここで生きていくのだもの。
私はむしろ、1年に1度、自然への謹みだとか、感謝だとか、願いだとか、そういう想いを込めた注連縄づくりに我が家のワラが使われて、そういう行事に関われることをちょっぴり誇りを感じています。

今年の稲刈り、終了です。