農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【田んぼと畑じゃないところへ】

農作業に区切りがついても、日々の生活は続いていくわけで、鉛のような体を引きずりながら朝を迎えています。

旦那さんは、9月末までに消化しなければならない有給休暇が4日も余っているそうで、稲刈りの前後にお休みを入れておりました。稲刈り前はもちろん稲刈りのためのもろもろの準備に費やし、、稲刈り後の月曜日には、まだ刈っていないもち米の水の管理と、刈り終わった田んぼの田すきに時間を当てておりました。そして旦那さんの休日最終日である今日、私もお休みをとって、二人でお出かけをすることにしたのです。

だいたい誘われるのは、田んぼか畑。それ以外の場所に二人でお出かけするなんて、どれくらいぶりだろう。
月曜日の夜に、「どこに行こうか?」なんて話したけれど、お互いここに行きたい!!だとか、これしたい!!だとか、これ観たい!!だとかがまったく出てこない(笑)。
それよりむしろ、なんにもせずにゆっくり寝ていたい。ああ、遊びに行くって、元気で若くてエネルギーがあるからできることなんだよね、わたしたち、すごく疲れてるよね・・・。じゃあ、家でゆっくりする?ってなると、同居していることもあって、なかなかそうはいかない。

疲れて鈍った頭を回転させてみると、そういえば気になるところがあったんだった!というわけで、今日はそちらへ出かけてきました。
行先は・・・「篠栗九大の森

 

篠栗九大の森とは

篠栗九大の森は、九州大学の敷地(九州大学福岡演習林)の西端にあり、篠栗町九州大学が共同で整備、管理を行っています。
約17ヘクタールの「森」には、約50種の常緑広葉樹と約40種の落葉広葉樹が生育し、中心にある蒲田池の周り約2キロメートルの遊歩道には、町の森林の間伐材を使用したあずまややベンチが所々にあり、自然を感じながら休憩することができます。

 

篠栗九大の森 案内図

篠栗町ホームページより篠栗九大の森/篠栗町

 

池の周り約2キロをのんびり散策してきました。
いろんな種類のどんぐりがたくさん落ちていて、ところどころイノシシが掘り起こしたり泥遊びをしたと思われる跡があったり、鳥のさえずりと、カラスの会話とツクツクボウシの鳴き声を聞いてきました。

f:id:mosgreen3111:20210928220850j:plain


キノコ好きの旦那さんは、小さな珍しいキノコを見つけては、写真に収めておりました。

f:id:mosgreen3111:20210928222020j:plain

 

九大の森がこのへんでちょっと注目されるようになったのは、「水辺の森」とよばれる一画が、まるでジブリの世界のようだとSNSで拡散されたからだそう。
実際に写真を撮ってみると、そんなふうに見えるのです。

f:id:mosgreen3111:20210928220914j:plain

たくさんの種類の木々が生い茂ってはいたものの、季節柄なのか、花の種類は少なくて、ふじばかまと、萩の花がわずかに咲いているだけでした。
春に来てみるとまた、違った景色を楽しめるのかもしれません。

f:id:mosgreen3111:20210928222409j:plain


少し汗ばむ陽気でしたが、木々を渡る風が心地よく、自然のパワーを吸い込んで、リフレッシュした休日となりました。

そうは言いながらも、帰ってきてから、わたしはがっつりお昼寝をしましたよ。
こうやって少しずつ回復しながら、少しずつ日常を取り戻していきましょう。
さあ、がんばれ、わたし!!