農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【母との時間】

今日は実家へ新米届け。

新米が出来てからずいぶん経ちましたが、

あれやらこれやらと予定があって、

やっと今日届けることができました。

 

お米のほかに、採れたて野菜も届けます。

畑の大根とカブを引き抜いて、

土を落として、きれいに洗います。

新聞紙にくるくるくるんで出来上がり。

 

あとは、ホウレン草、小松菜、水菜に青梗菜。

ねっこを切り落として、簡単に水洗い。

よくよく水気を切って、これまた新聞紙にくるくるくるんで出来上がり。

白菜もお付けしたいところですが、

収穫にはあとちょっと。白菜、残念。

代わりに先日掘りあげたサツマイモをつけましたよ。

 

母は、変わらず元気でした。

マイペースに1人の生活を満喫しています。

ヘルパーのお仕事も頑張っています。

そして、やっぱり、言いたいことを一方的におしゃべりしていました。

私、聞くだけ。相づち打つだけ。

それでもいいみたい。

一緒に母の手作りカレーライス食べて、

サラダを食べて、柿を剥いて食べて、

おやつに羊羹食べて、

母はおしゃべりしながら、私は相づち打ちながら。

 

19歳で一人暮らしを始めた私。

それからずっと、母とは一緒に暮らしていない。

母と暮らした19年より、ほかの人と過ごす時間のほうがどんどん増えていく。

 

あとどれくらいの時間、母と一緒に過ごせるだろう。

あとどれくらいの時間、母の話に相づちを打てるだろう。

紅葉し始めた木々と曇天の空を見上げ、

今日は実家でそんなことを考えました。