今日、誕生日でした。
45年前の今日、お天気の良い真っ昼間に、産まれました。
私の母親が言うには、朝食を食べた頃から陣痛が始まって、
片づけをして、そのまま近くの産婦人科に一人で行ったそうです。
そしてそのままお産に。
3回いきんだら、私が出てきたそうです。
出産に立ち会った助産師さんが、
「金太郎みたいな赤ちゃんですよーーー」
と言って取り上げてくれたらしい。
女の子と思っていたのに、「金太郎」って言われたから、
生まれてきた子は男の子だと思ったらしい。
そうやって、胸元に連れてこられた赤子を見ると、やっぱり女の子だし、
でも、大きな声で泣き叫ぶその顔は、ブサイクで、
とてもかわいいとは思えず、
正直、「だめだ、こりゃ・・」と思ったそうです。
第2次ベビーブームの終わりに生まれた私。
出生時の体重が3550グラム。
新生児室に並ぶたくさんの赤ちゃんの中でも、
ひときわ大きく、泣き声も体に比例してたそうです。
妊娠中、おなかの中の赤ちゃんを「女の子」と信じて疑わなかった母は、
生まれてくる赤ちゃんに「真由美」とつけるつもりで、
会える日を楽しみにしていたのに、
実際生まれてきた赤ちゃんは、女の子なんだけれど、
金太郎みたいな子で、大きくてたくましくて、良く寝てばかりで、
とても、「真由美ちゃん」の雰囲気ではなかったそうです。
それでも名前を付けないといけないので、悩んでいると、
母親の妹(私から見ると叔母)がお見舞いに来てくれて、
一緒に名前を考えてくれたそうです。
悩みながら、窓の外をぼんやりと眺めていると、
お天気は良く、窓の外には、大きな木が緑の葉を繁らせ、
太陽の光を浴びて、キラキラと輝いていたそうです。
それで、その光景から、妹と一緒に考えて、
「緑」という名前をつけたと聞きました。
どこまで本当で、どこから脚色されているかはわかりませんが、
私は、自分が「真由美」ではなく、「緑」で、
本当に良かったと思っています。
親しみやすく、愛されやすく、呼びやすい名前。
・・・と、勝手に私が思っているだけかもしれないけれど、
この名前のおかげでずいぶんと可愛がってもらっている気がします。
今、こうやってたくさんの役割をこなせているのも、
毎日元気に過ごせているのも、
丈夫な体に生んでくれたおかげ。
大切に育ててくれたおかげ。
いままでそんなふうに思ったことなかったけれど、
今日は心の底から、そう思いました。
お母さん、ありがとう。
お父さん、楽しい1年になるように、見守っててね。
お祝いの言葉を寄せてくれた皆さん、ありがとうございます。
こうやって、私の誕生日を覚えていてくれて、
言葉をかけてくれる人がいることが、本当に嬉しくて嬉しくて、
感謝の一日になりました。
十分、可愛いじゃんね、私(笑)。