ずっと前に、歯医者さんに言ったお話。
あれから、デンタルケアなるものをしてもらっているのですが、
まあ、要は、クリーニングね。
歯垢をとってもらって、きれいにみがいてもらったり。
右の上の奥に親知らずが生えています。
まっすぐに。
レントゲンでは、残りの3本は、存在はあるけれど、
もう生えてこないことが確実らしい。
この、まっすぐに生えている親知らず、
痛みもないし、まっすぐ生えてきてくれてるし、
何の問題もないと思っていたのだけれど、
この歯のおかげで、
本来の一番奥の歯が磨きづらくなっており、
将来的に良くない状況であるとの説明を受けました。
歯医者さん的には、「抜きたい」らしい。
生えてても今は問題ないけれど、
将来的には、親知らずの歯、もしくは
その隣の歯に多大なる影響を与える可能性がある。
そして、隣の歯に多大なる影響が起きた場合、
そのまた隣、そのまた隣、最終的には、お口の中全体に影響が出るとのこと。
まっすぐ生えているので、すぐに抜けます、
ほとんど痛みも出ないと思います、
って歯医者さんが自信をもって抜くことを勧めなさる。
かみ合わせる相手もいないのに、まっすぐ生えた親知らず。
知らず知らずに生えてた親知らず。
抜いても何の問題もなく、むしろ抜いたほうがいいという親知らず。
一か月ほど考えましたが、勇気を出して、抜いてきました。
舌でね、親知らずがあったところを触るとね、穴が開いているんだよ。
びっくり。だけど、なんだかおもしろがっている自分がいます。
作業が終わって、椅子を起こしてもらった時、
抜かれてしまった私の親知らずが、コロンと横たわっているのが見えました。
存在を感じていたんだけれど、でも、実態を見たことがなくて、
たった今初めて対面した…というような感覚と、
親知らずは、私の口の中で、いったいどんな役割を果たしていたのだろうかという、
何とも不思議な疑問が生じてきて、
転がった親知らずが、私の目には何とももの悲しく映ったのでした。
歯医者さんが言ってた通り、
すぐに抜けたし、(そもそも歯を抜いたことがないので、
「すぐ抜ける」ということがどういうことかよくわからないのだけれど)
今のところ、痛みもないです。
もう麻酔も切れている時間だろうけれど、
出血も収まり、ご飯も食べれたし、ブログも書けたし、眠たくなったし、
このまま無事に今日という一日が終わりそうです。