農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【想いを言葉にーっていうけれど】

手帳の後ろのメモページを何気なくめくっていたら、9月3日の日付で殴り書きがあった。

「やるべき」「やらねば」と思うと

目的と手段を取り違えやすくなる

頑張ることは、実現したい夢や達成したい目標のための「手段」なのに

いつの間にか頑張ることが「目標」になってしまったりする

「やるべき」「やらねば」だけではなかなか続かない

正しさだけじゃ折れやすい

自分への厳しさは目標へ向かうエネルギー

「やらねば」を「やりたい」に

 

9月3日のわたし、どうした?なにがあった?
たぶん、ブログに書きなぐりたい気持ちを、パソコンに向かえる状況じゃなかったから、手帳に書き殴ったんだと思う。
そして、どうして残したのかは覚えていないけれど、そういえば、なにかを書き留めた記憶がよみがえる。
思い浮かんだ、舞い降りてきた言葉たちを書き殴りながら、それらを書き留めることができないうちに、言葉たちがあふれ出しこぼれ落ちそして見失う。
それでもなんとか書き綴った文章を読んで、「違うんだよなぁ」とため息をついたことを思い出す。

煮えたぎるほどの想いがあるのに、言葉にすると、その想いとのずれに悩むことがある。
想いを適切な言葉に変えることができないのだ。
あれこれと、思い当たる言葉を並べてみるけれど、結局、ぴたりと当てはまる言葉に出会えない。
もどかしくて切なくて歯がゆくて悔しい。

一方で、心の底で蓋をして隠してしまっている気持ちを言葉にしなければならない状況になった時、私はその言葉を発することができなくなる。
想いにぴたりとあてはまる言葉であればあるほど、喉が締め付けられるようになり、言葉が出る前に涙があふれ出てくる。
まるで魔法をかけられたかのように言葉が出なくなる。伝えられないのだ。
伝えたいのか、伝えたくないのかもわからない。
伝えてしまうことを怯えている、畏れている、そのほうが正しいのかも。

まっすぐに想いを伝えたい。
まっすぐに受け止めてほしい。
そんな気持ちが強すぎるのかも。

十六夜

月の光はまっすぐに届いたよ。