農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【自分のことってぜんぜん分からないもの】

今月から2月まで、福岡県男女共同参画センターあすばる主催の「地域のリーダーを目指す女性応援研修」なるものに参加している。




研修会の最中に、「ワーク」といって、今の気持ちだとか、講師の投げかけたテーマについて書き残す作業が所々入ってくる。そして、そのワークをもとに、グループで対話を重ねたりしたのだけれど、気持ちを言語化することに、苦手意識を持っている。
とくに、その時投げられたテーマについて、想いや考えを書き起こすことは、準備されたものではない分、即興さを求められて、なかなかペンが進まない。

その場で投げかけられたものでなくても、やっぱり、想いや考えを書き残そうとすると、どんな言葉を用いたら自分の気持ちによりぴったりくるのか、思い悩んでしまう。
湧きあがってくるもの、心の中にある想いというものはあるけれど、それはぼんやりしていて霞のようなもので、それに言葉を当てはめていっても、自分が知っている言葉には限りがあって、ぴったりくるものがなく、しょんぼりしてしまうことばかり。

今度の土曜日に2回目の研修があるのだけれど、それまでに宿題があって、「マイアクションプランシート」なるものを仕上げなければならない。
これは、毎回作成するもので、これをもとに成果発表をすることになる。
考え方の変化や、成長具合がわかるものになりそうなので、私の中では、とても大切なワークになっている。

シートの左側は「あなたの地域について考える」ページで、私が理想とする「地域のありたい姿」だとか、「問題点」、私が「取り組むべき課題」などを記入する。
そして、シートの右側は「地域におけるあなたの役割について考える」ページ。
「地域の課題に取り組むあなた自身のありたい姿」「私自身の課題」「私の強み」「私の弱み」などを記入することになっている。

左の地域についてのページは、記入欄が足りないくらいに想いをぶつけられるけれど、右側の「私自身のこと」になると、とたんにペンが止まる。
「私の強み」「私の弱み」、考えれば考えるほど沼にはまりそうになる。
私自身の現状について考えるきっかけになっているのだけれど、自分のことって、知っているようで、知らないし、分かっているようで分かっていない。
だから書けないんだろうな。
地域からみた、私自身。
地域のために私がしてきたこと、これからできること、できそうにないこと、、、。
そういう視点で考えたことがなかったから、行き詰りながらも、でも、とても興味深く考えているところ。
さりげなく仕事仲間に尋ねてみるのもいいかもな。
ちょっと恥ずかしいけれど。

自分のことを客観的にとらえるって、とても大事なことだよな。
難しいけれど、強みも弱みも、ちゃんと捉えて、落とし込めたなら、全部味方にして、進んでいけそうな気がする。

土曜日まであと少し、悩みながら空白を埋めていこう。

今日の月 すごく細くて美しかった