農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【ドキドキ発言の行方】

昨晩、まちづくり協議会校区部会の会議に地域住民として出席。
今年度は、大きなイベントをしたいからと、部会長がまち協役員会で予算要求し、よその部会からもお金を分けてもらい、ウン十万円獲得している。
ちゃんとした事業計画や予算案も出さずに、ざっくりとした説明だけでウン十万円も予算を充てる事務局もどうかと、その役員会に職員として出席していて首をひねりたくなった。
事務局って、センターのことなんだけれどね(笑)。

部会のその大きなイベントというのが、「防災」に関すること。
部会長いわく、
「ただ、楽しいだけではなく、楽しみながら学んで、知恵を持って帰ってもらうようなイベントにしたい」


うーーーん。
ざっくりしすぎーーー(苦笑)。


人を呼ぶんだったら、とにかくこどもが参加すれば大人も来るから間違いなく盛況になる。こどものために、消防車をよんだり、自衛隊に来てもらったり、白バイも来てくれるよ、と、ある方が提案。

市の防災安全課に声かけて、手伝ってもらおう!
他力だなー(笑)。

地区内でも、豪雨の時に、用水路があふれたり、排水処理が追い付かなくて冠水して大変だった場所もあるから、その地区の人たちに体験談として語ってもらうのはどうか?との意見も。

防災クイズラリーで各ブースに景品を出して、全部のブースをまわれば、防災セットができているっていうのは?と、別の方。

じゃあ、そのブースをいくつくらい設けて、どんなことするの?
→アンケートしたらいいんじゃない?
→どうやって回収するの?
→時間足りないよ
などなど


そんなみなさんの意見を聴きながら、私の頭の中は、ぐーるぐる。
うーーーん・・・・・。
そもそも、部会長の「知恵を持って帰ってもらう」って、どんな知恵?
世代によって、性別によって、立場によって、考えも意見も違うから、執行部で提供できる「知恵」なんて、たかが知れてるよ。
みんなで消防学校に研修に行く方がよっぽど知恵を持って帰れるよなー。
ウン十万円も使ってするような内容ではないよなーーー。

もや、もや、もや。

何に使ったのか分からないようなお金の使い方はしたくない。
そして、人を集めるためになんでもばらまくようなこともしたくない。
せっかく予算があるのだから、地区の防災イベントをするにあたって、執行部が提供するばかりではなく、防災イベント自体を住民を巻き込んで開催する方法を考える。
そして、私が行きついた答えは、、、

プロを呼ぶ!

防災に関しては、2年前に開催した「防災ママカフェ@いいづか」のかもんまゆさんのお話はとてもためになった。

mosgreen3111.hatenablog.commatiduku


かもんまゆさんは、「防災まちカフェ」なる講演も行っているから、居住地区の特徴に合わせた情報提供をまちがいなくしてくれるはず。
それを踏まえて、どんな防災のまちづくりにしていくかは、プロのファシリテーターにお願いして数回に分けてまとめていけばいい。
あらゆる世代に入ってもらい、最終的に、自分たちの地区の防災意識が高まるような、そして自分たちで創り上げたと感じられるような事業になればいいと思う。

地域を盛り上げようとすると、とかく、地域の人々を集めたり楽しませたりすることに意識が向きがちで、なにか催し物を行うことやおまつりをすることばかり考えがちだけれど、その催し物やおまつりをするために、地域の人たちに関わってもらいながら、どんなふうに準備していくかということを、プロの助言を受けながら進めていけたらいいと思ったのだ。
それこそが、ひとづくりであり、まちづくりなんだと思う。


いろいろと出た意見を全部水に流してしまうような結果になってしまったけれど、私は大満足。
だって、理想とするまちづくりの形を伝えることができたし、共有できたし、うまく行けば実現するかもしれないから。
会議の続きは持ち越されたから、まあどうなるかは未知数。
でも、たのしみ。

あっ、、、

忙しくなるかも( ;∀;)