農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【砂嵐】

黄砂がすごい、福岡です。
この時期は、山肌を覆う色とりどりの新緑が目を楽しませてくれるのだけれど、今日は黄砂がすごくて、すべてが霞んでしまっている。

天気はいいのだけれど・・・


思うようにいかないことがたくさんある。
まあ、大抵思うようにはいかないものなんだけれど、それでも、「まあ、そんなもんだよねー」って思えるような内容と、気持ちの整理がつきにくい内容とがある。

普段の生活のだいたいの出来事が、「まあ、そんなもんだよねー」っていう範囲に収まっていると思っている。
子どもが生まれて同居して、思うようにいかないことだらけの毎日なので、思うようにいかせようとすることの「意味のなさ」みたいなものをムダに知ってしまう環境にいたせいもあるのだろう。だから、たまに思うように物事が進んだ時の驚きだとか喜びだとかは、言い表せないくらいに嬉しかったりする。

ところが・・・。
最近は、「まあ、そんなもんだよねー」なんてわかっちゃいるんだけれど、意外に気持ちの整理がつかないことがあって、気付かないうちに、なにかしら期待してしまっていたんだなーと気付かされている。

なんのこっちゃ?という感じだろうけれど(笑)。


だからなのか分からないけれど、とにかく現実逃避をしたい。
職場の先輩が、おやすみを取って大阪に行っている。
この先輩、先月も東京に行ってた。
うらやましすぎる。
私も、ここではないどこかに行きたくてたまらない。
なにもかも放り出して、好き勝手したくてたまらない。
何もかも放り出して、何もやらないということをしたい。
行きたいところに行って、やりたいことやって、好き勝手して、満足して。
そうしたらまた帰ってきて、まじめな私を頑張る。
まあ、こんなことじゃあ、帰ってくるところなんてなくなっちゃうんだろうけれど、なんならもう、それでもいい!って思えるくらいに疲れてる(笑)。
もしかしたら、いつまで経っても満足しなくて、いつまで経っても帰ろうという気にならないかもしれない。それくらい疲れている(笑)。

一度箍(たが)を外してぶっ飛んでしまったら、きっとなんていうことはないのかもしれないけれど、小心者でまじめで面白くもない自分は、規則や束縛から離れたくても離れきれずにいる。つまんない。


お茶のお稽古で着た着物

着物着てお茶の世界に浸かって、日々の生活の中で、ごまかせる範囲で現実逃避をする。

艶やかな牡丹が咲いた

私の心の砂嵐も早く流れて消え去っていってほしいものだ。