農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【まじめに野良仕事】

天気の関係だとか、ニンゲンの都合だとかで、今日やっとバレイショの種芋を植えた。

植える前、「before」の下の畑

豆類を植えた時に畝上げしていたので、その畝をそのまま使うことに。
3日ほど前に雨がしっかり降っているので、トラクターは使わず耕運機で畝の表面を耕す。

白系と赤系、4種類の種芋たち


家の冷蔵庫に眠っている、すでに芽が出始めているものを種芋に。
品種は、白系が男爵とキタアカリ、赤系がレッドムーンとデストロイヤー。
芽の出方に気を付けながら半分に切って、断面に灰をつける。

畝の真ん中に並べていく

ふかふかになった畝の真ん中に一本筋を入れ、そこに種芋をならべていく。
間隔は30~40センチ。
一歩足を進めて、その足先に種芋をおく。そして次の一歩を進め、その足先に種芋を置く。その繰り返しだけれど、地味にきつい。そしてふらつく(笑)。
それから、種芋と種芋の間に、鶏糞と「ヨンパチ」という肥料を少々入れて、わらの毛布をかけてあげる。

わらの毛布

 

土をかぶせて完成!

畝と畝の間の土を、鍬で掬い上げてかぶせていく。汗だくになりながら。

向こう側の畝は玉ねぎと豆類。


下の畑の次は、裏の畑。
裏の畑は、模様替えのシーズンになった。
まっさらにして夏野菜の準備に取りかかる時期。
今、畑に残っているのは、大根数種類と白菜、ブロッコリー、里芋、葉物野菜が数種類。
今年は裏の畑の葉物野菜の出来が最悪だった。
出来損ないの葉物野菜にもかかわらず、ちゃんと花が咲いて菜の花畑になってしまっている。
菜の花畑を横目に、大根の保存作業をしたいところだけれど、時間の都合上、今日は難しい。
でも、このままにしておくと、育ちすぎていわゆる「とうがたつ」ので、これ以上成長しないよう、大根の頭を切り落とす作業をする。
それから、里芋を全部掘り上げ、ブロッコリーの脇芽を収穫。
細々と作業をしていると、すぐに夕方になる。
昼間は汗ばむほどでも、陽が陰りだすと急に冷え込む。
今日はここまで。
天気予報では、月曜日が雨。
種芋にとってはいいタイミング。
栗の木の剪定だとか、サツマイモの芋床つくりだとか、春分の日までに片づけておきたい作業がだいぶ残っている。
まじめに畑仕事に勤しんだけれど、ちゃんとすればするほど、作業が増える。
「ワークライフインテグレーション」とかいうけれど、私の場合、どう考えても時間が足りないや。