農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【光が射して 虹になる】

昨日の話。

仕事で、次男が通う中学校に向かう。
天気予報では、回復するって言ってたのに、冷たい雨が降り出した。
東の空は明るいけれど、西の空は、灰色の雲が覆っている。

前方に広がる景色の中で、一か所だけ光が降り注いでいる場所がある。
ぱらぱらと雨が降っている灰色の世界の中で、そこだけがまるでスポットライトを当てたようにぽっかりとまあるく明るく光って、そこから空に向かって虹が伸びている。
きっと、あのぽっかりとしたところが虹のはじまりだ。
光が射し込み、その光が虹となって跳ね返っている。
虹のその先は、すこしアーチを描いて灰色の雲に隠れてしまっていた。
ほんのしばらくの間だけだったけれど、気持ちが明るくなるような虹との出会いだった。

それから間もなく、私の元に嬉しい知らせが届いた。
まずは、長男の大学受験、一次審査通過の知らせ。
その後、次男の高校受験、滑り止めの私立高校合格の知らせ。

長男の場合は、「総合型選抜」という、自分で自分を推薦する受験方法。
共通テストの結果次第で、ふるい落とされてしまう可能性があった。
とりあえず、一次審査通過。
週末、希望の大学へ受験に向かうことになった。

次男は滑り止めの私立高校を一般受験。
特進コースでの合格通知を手にした。
春から高校生になれそう。
吹奏楽は続けるかな?
そして、虹が出ていた昨日、彼は進学希望高校の推薦入試の最中だった。

2人の第一志望の結果発表日は同じ日にち。
その日でこれから向かう方向が決まる。
昨日の虹はきっと幸運のサイン。
虹色のように、たくさんの色を味わいながら、人生を進んでいってほしい。