農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【「初めて」を乗り越える】

日曜日は地区の文化祭。
お茶席でお運び担当。

、、、の予定だったのだけど、、、


思いっきり点ててるし(笑)。

ホントは別の社中の方がメインのはずだったのだけれど、当日来られる方が少なくて、急遽私たちの社中のメンバーで交代で点てることに。
そして、先生から「点前に入って」と。

実は私、社中のお茶会でしか点前の役をしたことがない。
お茶会だけれど、お茶会の練習みたいなお茶会。
みんなでそれぞれの役を勉強しながら過ごすお茶会。
今回のような地区のお茶会や、支部が主催のイベントごと、研究会なんかは、年齢は私と変わらないくらいだけれど、ベテランの先輩方が引っ張ってくれている。

こころの準備なんかないまんま、腹をくくる。
緊張でわずかに震える手。
それでもゆっくり丁寧に、お茶を2服点ててお仕舞いして水屋に下がる。

直前のお稽古で、呈茶席のお稽古をさせてもらえたので、本当によかった。
そして、もしかしたら、点てることになるかもしれないからって、ちゃんと復習していて良かったー。
でも、お茶の世界というものは、そういう「何かがあるからどうこうしておく」という考えは、よくない。
いつでもどこでも誰にでも、同じ気持ちであるように。


「はじめて」を乗り越えると、緊張はほぐれる。
そして、ちゃんとできたと自分に言い聞かせて次に進むことができる。
もちろん、気付いた課題は次に生かす。
そのために、できるだけ平らな気持ちで臨む。
先輩方と交代で5回ほど「点前」の役割を務めた。

反省点は盛りだくさん。
それでも、「初めて」にしては十分だったと思っている。

「点前」と「後見」を担当したメンバーと使用したお道具