農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【考えるきっかけになるように、つぶやいていこう】

今朝は次男が早くに起きてきた。
のどがめちゃくちゃ痛いんだと。
数日前からのどの痛みは訴えていて、昨日は私の実家に、新米を届けに一緒に行く予定だったのだけれど、「やっぱりやめとく」って、1日部屋に引き籠っていたらしい。
それでも今日は、さらに痛みが増していて、「つばが飲み込めないくらいイタイ」だとか、「のどちんこが腫れあがって、ベロにくっついて、イタイ」(笑)だとか、あれこれと主張して、どうやら学校に行きたくないようだ(笑)。
押し問答して、結局熱はないけれど、休むことに。
「してやったり」というところだろうけれど、まあ、いいんじゃない。

次男とのやり取りで、すっかり遅くなってしまって、慌てて家を出て職場に行き、職場に着いてから学校にバタバタ欠席の連絡を入れた。

中学校の欠席連絡は、電話連絡ではなく、連絡フォームに入力して送信することになっている。
生徒の名前を入力して、学年とクラスを選択、出席番号を記入。欠席の欄にチェックを入れて、「熱はないが、のどが酷く痛む」と詳しい理由を入力して送信。
なんとか8時半前までに滑り込みで送信完了となる。

月曜日、細々と仕事を片付け、帰りに最寄りのスーパーで買い物をし、真っ暗くなって帰宅。
「ただいま」と居間をのぞくと、義父母が揃って座っている。
次男の様子を尋ねると、「部屋にいるよ。特に変わった様子はなかったよ」と義母。
その後、義父が、

「中学校に欠席の電話を入れるの、忘れとったやろ!」と。

「?!・・・・欠席の電話じゃなくて、メールで連絡することになってるから、送信しましたよ」

というと、

「学校から○○が来てないっち電話があったが」
「電話するの、忘れとったんやないと?」
だって。

連絡フォームが締め切りギリギリだったから、入れ違ったんだろうな。
そんな感じのやり取りをして、部屋に向かう。

部屋に荷物を置いて、着替えながら、だんだん腹が立ってきた。
最初から、「忘れとったやろ!」って、そんな言い方ないだろ。

 

それから、先に帰ってきていた旦那さんに、

「帰ってからじいちゃんになんか言われた?」

って聞いたら、

「いや、なんも言われてないよ、何で?」

だって。
ますます腹が立って、帰ってきてすぐのやり取りを報告する。

だんなさん、なんだかキョトンとした表情でいるもんだから、

「なんで私だけ帰ってくるなり、欠席連絡忘れとったやろって言われないけんの?ほかに言い方というものがあるだろうに。それに、なんで、△△くん(だんな)はなんも言われんの?おかしくない?欠席連絡は私がするのが当たり前なん?〇〇は、私の子どもだけれど、△△くんの子どもでもあるんだよ。どっちも保護者なんだよ!なのに、なんで、私だけにあんな言い方するん?」

(それじゃなくても、朝のしなければならないタスクは盛りだくさんで、毎日秒刻みでこなしている。欠席連絡なんていうイレギュラーなことを組み込む余裕なんかないんだよ。誰よりも早く起きて、朝ご飯をつくり、12時間後の自分のために夕食の下ごしらえをし、自分の身支度は後回し、最小限で出勤しているというのに!!)
()の部分は、飲み込んだ。ここまで言うと、ちょっとズレちゃうかなって思ったから。でも、飲み込んだままにしていたらフラストレーション溜まるから、ここで吐き出す(笑)。


旦那さんは、

「怒りを僕にぶつけられても・・・」

ってちょっと迷惑そう。
まあ、確かにそうだわな。
この問題に関しては、確かにそうだ。

でも、旦那よ、あなたは子どもたちの欠席連絡の仕方、知らないでしょ?まあ、電話連絡でもいいんだろうけどさ(笑)。
でもさ、こういうところなんだよ。私が分かってほしいのは。
分担しよう、分かち合おうという気持ちがあるなら、もうちょっと気の利いた言葉が出るはずだよ。もう、ほとんど子どもに手はかからなくなった今になって、このありさまだからね。そして、このありさまを作ってしまったのは、半分は私の責任でもある。残念なことなんだけど。

だから、これからを生きていく誰もが、生きやすい時代であるように、つぶやけるところからつぶやいていこうと思う。
声にして伝えなければ、まったく気づかない鈍感な人たちがたくさんいて、私もまだまだ鈍感な方なんだけれど、それでも、できる限り「平等」だとか「対等」だとかそういうことがどういうことなのか気付くきっかけを作っていけたらと思う。
声にすることで、子どもたちに考えるきっかけにしてほしい。もちろん私も考える。誰かと一緒に考える。それが変わっていく「はじまり」になるんだと、今はそう思っている。

実家からの帰り道で見つけた「彩雲」