農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【出し惜しみをしない世界】

今日の午前中は、次男中学校の調理実習室に出没。
ここで、何をしたかというと、、、

大掃除!

コロナの流行で、約4年もの間、それ以前では全く想像もできなかった学校生活を送ってきた次男。
学校が休校になったり、その後もソーシャルディスタンスだの、黙食だの、運動会の中止や修学旅行の中止など、いろいろありすぎて思い出せないくらい。

コロナが5類になり、PTA活動に関しては、これまで中止にしていたものを、以前の形を縮小して復活させたり、まったく新しい取り組みを試したりしながら、行っている。
学校の授業も4年間でずいぶん変わったと思う。先生の忙しさだとかは相変わらずで、コロナのせいで余計に忙しくなったこともあっただろう。

そんな中、ずっと行われていなかった家庭科の調理実習の時間を少しずつ取り戻すことになったそう。
4年もの間使われなかった調理実習室。
その部屋を使うとなれば、、、
そう、まずは大掃除。

1学期に行われたPTAの会議で、調理実習再開と、そのための掃除について、「夏休みに先生方で手分けして行う」ということを聞いてびっくり。
すべての茶碗、調理道具を出して洗い、棚をふき、ついでにこの際、換気扇の掃除もするという。

「いやいや、保護者会、手伝います!!
全員メールで案内出してください。必ず数人は来てくれますから!」

そういったものの、保護者がきてくれる確証なんてなくて、かなり心配な面持ちで調理実習室へ。
いましたよ、保護者。なんと合わせて5名も!

先生5名、保護者5名、なんと女子バスケットの生徒たちも。
みんなで手分けして、おしゃべりしながら今日の作業を終わらせた。
空調のない調理実習室での作業は大変だったけれど、それでもなんだかとても充実した時間だった。
助け合って協力し合って、「ギフトの出し惜しみをしない世界」を味わってきた。

食器や調理道具を棚から一通り出して、家庭科の先生が必要なものとそうでないものとに分けたのだけれど、廃棄寸前から持ち帰ってきたものがこれ👇。


寿司桶。
我が家の寿司桶、底が反り返ってしまって、ばらんばらんになってしまって、水につけながら組み立てて誤魔化しながら使っていたのだけれど、いよいよダメになってしまって困っていたところ。
中学校では、寿司桶が4つあったけれど、ずいぶん長い間使われていなくて、この先も使う予定はないとのこと。
ありがたく一ついただくことに。

お寿司はもちろん、今の季節、そうめんでもいいよね。

この先ずっと、今日のことが、お寿司をつけるたびに思い出となって思い起こされる。
そんなことを思うと、ちょっとわくわくして、なんだかすごく、嬉しくなった。