農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【隣の地区のおまつりへ】

日曜日は、筑穂地区のおまつりだった。
13時開演、20時まで。
4年ぶりの開催。



「わがまち自慢」では、毎回、飯塚市職員有志たちの「へそ踊り」が大人気。
今年も4年ぶりに出場。
それから、今年入職したまちづくり推進課の新人さんが、日体大の相撲部出身ということで、屋台で「ちゃんこ」をふるまうそう。
差し入れの冷たい飲み物を持って、会場へ。

とにかく、暑い、暑い、暑い。
ステージは屋内で涼しいのだけれど、食べ物などの屋台は外。
35℃を越える天気と強烈な陽射しの中、ちゃんこを食べる。
汗が滝のように流れ、冬のイベントではちゃんこはもってこいだけれど、夏のイベントでのちゃんこは、まるで我慢大会だな。
それでも食べた。すごく美味しかったから。

 



一通り会場をまわって感じたこと。
こういった地域のお祭りは、運営側で参加するほうが絶対に楽しい。
ただ、ステージを見て、屋台をまわって、それはそれで楽しめるのかもしれないけれど、お客であれば、それで終わりだもんな。
運営側は、準備も片づけも大変だけれど、何か一つのことをやり遂げることによる達成感だとか、仲間との一体感、人との繋がりだとか、未来への繋がりだとか。

目に見えないし、お金儲けにもならないし、分かりにくくて面倒なことなんだけれど、こういうところに価値を見いだせる人と一緒に行動していくことが、まちづくりの醍醐味なんだろうな。

そんなことを考えながら、へそ踊りは見ずに、会場を後にする。



イヤリングを片方落とした。
帰りの車で気が付く。
ビーチクリーンの活動をしている友人が作った、桜貝のイヤリング。
暑くて暑くて、流れる汗をふきふきした一日だったから、きっと弾みで落としたんだろうな。

家に帰る途中で寄った喫茶店
冷たい珈琲でほっとしたのもつかの間、珍しくはめていた指輪のテグスが切れた。
弾みで散らばったビーズを、テーブルの下に潜り込んで拾い集めたけれど、たぶん全部は拾い集めきれなかったみたい。
この指輪は、ずっとずっと前に、おかんと行った大宰府の石のアクセサリー店で一緒に選んで買ったもの。

カタチあるものは、いずれ壊れるし、なくなる。仕方のないこと。
でも、まちづくりへの想いは、カタチを変えながら未来へと繋がっていってほしい。

そんなことを思いながら、コーヒーを飲みほし、帰途に就いた。