農家の嫁が働きながらこっそりつぶやく独り言

~仕事のこと、農作業のこと、家のこと、子どものこと、 何気ない出来事 ~

【ゴーシ先生のお弁当ランチ会に行った時の話】

ずっと下書き状態で、書き足したり書き直したり。
やっとなんとか書き上げる。


6月末のとある日に、「ゴーシ先生のお弁当ランチ会」に参加するため、糸島まで車を走らせた。
遠いと思っていた糸島は、バイパスや都市高速のおかげで1時間ちょっとの距離。
めっちゃ、近い!
これなら割と気軽に行き来できそうで、なんだか嬉しくなった。


「ゴーシ先生のお弁当ランチ会」、お弁当を作るのは、ゴーシ先生。
もともとは、先生の主宰する「大人塾」や「ママ塾」「mamalink塾」のメンバーが、先生を慕って、先生宅に集まってバーベキューをしながらワイワイ過ごしていたのだけれど、どうせ集まるのなら・・・ということで、こんなふうに企画してしまうところがゴーシ先生らしい。
そしてすぐにカタチにして実行してしまうところも、すごいと思うし、その情報をキャッチして、各々集まって繋がっていくこともすごいと思う。


ゴーシ先生とお弁当の繋がりは、今に始まったことではない。
先生には、『すごい弁当力!』という著書もあるし、小中学校の「お弁当の日」応援プロジェクトや大学生による「一品持ち寄り弁当の日」といった活動が注目を集めた過去もある。そして、現在も「お弁当の日」に取り組んでいる小中学校は全国にたくさんある。
そんなゴーシ先生が作ったお弁当をみんなでいただきながら、想いと時間を共有する。
なんて贅沢なんだ。


そういうわけで、ゴーシ先生の集まりには、できるだけ出席したい思いがある。
行けば必ず学びがあるし、気づきがある。
思いがけない出会いだとか繋がりが生まれる。
抱えている問題に対する解決の糸口だったり、新しい切り口が見つかったりする。
今の私のポテンシャルは、ゴーシ先生とそこに集う仲間によって引き出してもらえたという実感がある。
だから、ゴーシ先生とその仲間たちに会いに行く。


「ゴーシ先生のお弁当ランチ会」への出席は初めて。
初めてだったのだけれど、今回のお弁当ランチ会、実は、申し込みは私一人だけだった。

一人でも申し込みがあれば開催。先生に感謝。
先生のお庭にテーブルとイス、日よけも設置して、一緒に「いただきます」。


人にお弁当を作ってもらうなんて、大人になってからは初めてだと思う。
いつも作る側。
だから、「自分のために作ってもらったお弁当をいただく」ということがとても特別に感じたし、正直嬉しくて泣きそうになるくらいだった。
当たり前に作っているお弁当も、食べる側ともなると、こんな気持ちになるんだって気付かされた。

お弁当をいただきながら、なるほど、こんなメニューもあるんだなって興味深かった。
「卵焼きにコーンを入れる」という組み合わせは、私にはとても新鮮だったし、「人参とちくわのきんぴら」なんて、お弁当だけではなく、夕食の「あと一品」にもできる。
大袈裟に言うと、行き詰って、マンネリ化した私の食事の準備とお弁当作りに風穴が開いたみたいだった。
誰かの意見を聞いたり、誰かの作品を見たり、違う景色を観に行くということは、まさに、現状打破にはもってこい。
なにかをいれた卵焼き、竹輪と根菜のきんぴら、今度やってみようっていう気になった。

それから、仕事の話や農業の話をたくさん聞いてもらった。


ゴーシ先生とその仲間たちに会う前と後では全く違う。
いろんな知識や情報や勇気や笑顔、目に見えないいろんなものを持ち帰っているのだけれど、気持ちは断然軽くなって帰路に着く。
目に見えないお持ち帰りとは別に、以前お邪魔した時に持ち帰ったのは、かえでのあかちゃん。
それを苔玉に埋め込んで、窓際で育てている。



2か月経った姿がこちら。


かえでちゃんは元気だけれど、苔玉の色が悪くなっている。
苔は、育てるとなると難しい。


今回のお弁当ランチ会で持ち帰った目に見えるものは、めだか。


ゴーシ先生の手作りめだか池で泳ぎ回る元気なメダカを見たら、欲しくなった。
もともと家には、2匹のメダカがいるのだけれど、もう少し増やしたいと思っていたので、「欲しい」と思わず口にしてしまっていた。
で、「欲しい」いうと、くれる。これも、ゴーシ先生のいいところ。

もらうばかりじゃ申し訳ない。
めだか池で飼ってたはずなのにいなくなって、どんこに食べられちゃったであろうエビをとりに、すぐそばの川に網とバケツを持って出かける。
エビが隠れていそうな川の茂みに、二人で交互に網を入れすくい上げる。
エビがとれた!と喜んでいたら、みるみる暗くなって、大粒の雨が降り始める。
急いで線路を渡ってゴーシ先生の家の軒下に駆け込む。

その時、頭の中にコブクロ「太陽」っていう歌がよぎる。

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転校してきた女の子とやっと仲良くなって、
いっしょに帰ろうって誘われた帰り道、
突然襲った夕立に逃げ込んだ木陰で雨宿り。
雷が鳴るたびに、ぎゅっとぎゅっと手を握った
そんな彼女が急にまた知らない街に行ってしまった
今思い出すと、あれは初恋だった

簡単にすると、こんな感じの歌。

翻って、あの日の私たち。
逃げ込んだ軒先は、ゴーシ先生は母屋、私は離れ。
しかも、メダカが欲しい私は、すぐに「メダカちょうだい」って、すくう準備。
そしてメダカを入れたら、すぐに帰る。
だって、早く帰らないと、メダカが酸欠になっちゃうって心配になったから。


ドラマのような時間と超現実的な時間が入り混じった楽しい時間。
おいしいお弁当を作ってもらって、尊重し合い、大切に思い合える人と一緒に食べて、
童心に帰って生き物に触れ、川遊びをし、雨に降られて走って帰る。
なんだか漫画やドラマで描かれそうな楽しい「ゴーシ先生のお弁当ランチ会」だった。

また、時間調整して行くよー!


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